水郷潮来あやめまつり大会は、「水郷潮来あやめ園」の園内で行われる、昭和27年から始まる歴史あるお祭りです。見どころはやはり、あやめや花菖蒲の美しさ。祭りの由来は、太平洋戦争後「あやめ」や「花菖蒲」などを愛する地元の愛好家たちが、花菖蒲やあやめなどの切り花を、ビール瓶などを用いて鑑賞していたことにあるんですよ。そんな水郷潮来あやめまつり大会、車で行きたいけど駐車場はあるんでしょうか?
近くに駐車場はある?
水郷潮来あやめまつり大会が開催される期間は、臨時の駐車場があります。「ショッピングセンターアイモア」の2階屋上駐車場です。
ショッピングセンターアイモアは、JR潮来駅東口にある大型のショッピングセンター。まつり会場である「水郷潮来あやめ園」までは、徒歩で10分程度かかります。
水郷潮来あやめ園周辺で、個人で開いている駐車場もあります。料金は、500円~1000円程度。ただこれらの駐車場は、満車の場合もありますので、個人的には無料で停められるアイモアに停めておくのが無難のように思えます。
アクセスは?
〒311-2425 茨城県潮来市あやめ1丁目5
「水郷潮来あやめ園」へは、JR鹿島線「潮来駅」から徒歩2~3分です。大会開催期間中は、特急「あやめ」号が、臨時運行されます。
また、羽田空港、成田空港、東京駅へは「水郷潮来バスターミナル」が便利です。大会開催中は、「水郷潮来バスターミナル」と「潮来駅」間でのシャトルバスを運行するため、バスで訪れてもよいでしょう。
お車で訪れる方は、東関東自動車道「潮来」ICを下車後、約10分です。
あやめまつり大会の概要
大会開催中は、「あやめおどり」の披露や潮来囃子の演奏、潮来祇園祭禮踊り、水郷潮来の伝統的行事である、水郷潮来花嫁さん「嫁入り舟」や水郷潮来あやめ園でのとろ舟遊覧などの、各種イベントを開催します。
しかし何といっても見どころは、あやめと花菖蒲の美しさにあります。水郷潮来あやめ園の園内には、約500種100万株に及ぶあやめや花菖蒲が植えられ、6月の見頃を迎えると一面に咲き誇ります。青や紫の花が一斉に花ひらく景色は、本当に「素晴らしい!」の一言です。
2018年の水郷潮来あやめまつり大会は平成30年5月26日(土)~6月24日(日)の30日間開催されます。
あやめや花菖蒲が開花する一番の見頃は、例年6月10日頃でこれに合わせて観光客もピークを迎えます。毎年約80万人以上の観光客が園内を訪れ、園内はとても賑やかになります。
平日でも混雑することが多いため、早い時間帯での来場がおススメですね。大会期間中は無休、入園料金も無料です。
あやめと花菖蒲の違いについて
突然ですが、あやめと花菖蒲の違いってわかりますか?
あやめは4月~5月の中旬頃に花が咲き始め、花は小型です。「外花被」と呼ばれる花の外側にある膜が発達し、その形は「三英咲」と呼ばれています。花の色は白、紫、紅紫がほとんどで花には模様がありません。花の付け根の付近に網目模様が有ることが特徴です。
花菖蒲は、5月下旬~6月中旬頃に花が咲き始め、花は大型です。
花菖蒲は、「三英咲」以外にも、「六英」、「八重」といった多彩な花の形が特徴です。花の色は白と紫が基本ですが、花には多様かつ複雑な模様が入り、その種類は約5000種に渡ると言われています。
あやめ派の方はその花の可憐な姿に、花菖蒲派の方は多様な模様と種類の豊富さに、それぞれ惹かれるようですね。
あやめまつり大会の楽しみ方
大会期間中、園内にて「全国優良品種花菖蒲展示会」が開催されています。ここでは、全国から集まった色とりどりの花菖蒲が咲き誇り、その違いや美しさを見比べるのも楽しみの1つです。
そして、気に入った花菖蒲の購入できますので、もし気に入った花や品種があれば、ご自宅で鑑賞することもできますよ。