最近、近所のスーパーの売り場に、さくらんぼが並ぶようになり、美味しそうなので買いたいけど、ママであれば、赤ちゃんに食べさせても大丈夫なのかどうか分からなくて、心配になることもありますよね?
今回は、そんなさくらんぼの栄養は赤ちゃんに大丈夫なのか、いつからなら食べられるのか、そのままあげてもいいのは? といった疑問の声を解消できるような、お話をさせていただきたいと思います。
さくらんぼの栄養赤ちゃんにとっては?
まず、さくらんぼの消化の良し悪しを見ていくと、リンゴや桃などといった、離乳食にも使用されることの多いフルーツと、同じくらいであるといわれています。
ですので、消化時間だけでみてみますと、食後1時間程度であるため、2時間かかると言われているバナナと比べると消化が早いと言えます。
>>離乳食で果物の加熱はいつまで?バナナとりんご中期からは生でいい?
そんなさくらんぼの栄養をみてみますと、糖質、ビタミンA、ビタミンC、リン、カルシウム、カリウム、鉄分、カロチンなどがバランス良く入っています。
リンゴやバナナなどのように、食べさせるための加工に手間がかかってしまうこともあって、サクランボはあまり離乳食に向いていないようですね。
さくらんぼはいつから食べられる?
実際のところさくらんぼは、生後5ヶ月を過ぎた頃の離乳食(初期のいわゆる「ゴックン期」)から、与えても問題ないとされています。
その場合、まず茎を抜いておき、消化されにくい皮を剥がしておくようにしてください。
時間がなかったり、剥きにくいときには、熱湯にくぐらせる「湯むき」をすると、簡単に剥くことができますよ。
さらに、包丁で実を半分に切って種を取り除きましょう。
最後に、すり鉢ですりつぶすか、包丁で細かくカットしてから、まずはスプーン一口分だけ与えてあげるようにしてください。
少し慣れてきて、赤ちゃんが嫌がらずに食べてくれるようになってきたら、ひと手間加えたヨーグルト(乳幼児向けのベビーダノンなど)に、すりおろしさくらんぼを入れたものを、あげてみてもいいと思いますよ。
チェリーの果肉に、苦手意識を持ってしまう赤ちゃんもいると思いますので、そんなときには、すりつぶしたあとの果汁だけを与えてみることもおすすめです。
いずれにせよ、与え過ぎると消化不良から下痢になってしまったり、お腹がゆるくなってしまうので、注意が必要です。
さくらんぼはいつからそのままあげてもいいの?
他の果物と違って1粒が小さいフルーツですので、0歳児に丸ごと与えると「喉詰め・窒息」といった危険があります。
ですから、3歳ぐらいまでは、そのまま与えるのを避けた方が無難であるとされています。
また、中には種がありますので、食べさせる際には取り除いておくことも必要ですね。
さくらんぼの栄養は赤ちゃんに大丈夫?のまとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんがさくらんぼを食べることによる、特筆すべきメリットはそんなにないようにも思われます。
ほかのフルーツで代用できる栄養素が、たくさんあるからです。
大人がおいしいと思うのは、その味覚が発達しているからであって、同じことを赤ちゃんも感じるかといえば、そういうわけではありません。
ですので、さくらんぼってこんなものだよということを、ちょっとおすそ分けする程度で留めておく方がいいのかもしれませんね。
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