母の日に、子どもからカーネーションの花束を贈ってもらえば、それだけで母であることの喜びを感じられ、うれしくもあり、感慨深く、とても幸せな気持ちになりますよね。
そして、できることなら、もらったカーネーションを少しでも日持ちさせたいものです。
そもそも切り花をいただく機会も多いわけではないので、一体どうすればいいか、その方法が良く分からないといった声も少なくありません。
今回は、そんなカーネーションの切り花を長持ちさせる方法や、つぼみを咲かせる方法について、お悩みのお母さんに向けて、耳寄りなお話をさせていただきたいと思います。
カーネーションの切り花の寿命はどれぐらい?
母の日にもらうカーネーションの切り花であれば、その寿命の目安は、7日から10日であると言われています。
ちなみに、秋のカーネーションの寿命も同じくらいとなり、夏は短くなり、冬は長くなる傾向があります。
つまりカーネーションは、それだけ温度変化に弱い花であるということが言えます。
カーネーションの切り花のつぼみが咲かないときは?
花束でいただいたカーネーションのつぼみを、咲かすことはできないのではないかと諦めるのは、早合点ですよ。
じつは、切り花になっていても、まだまだお花は生きているので、成長を促進させてあげる効果のある、植物成長活性剤を使用すればキレイな花を咲かせてくれます。
なお、植物成長活性剤は、園芸店や花屋さん、あるいは最寄りのホームセンターのガーデニングコーナーなどで購入可能です。
種類がたくさんあることでも知られていますので、もしわからないことがあれば、売り場担当スタッフや、専門家に相談してみると良いですね。
カーネーションの切り花を長持ちさせる方法は?
カーネーションの切り花を長持ちさせるには、さまざまな方法があります。
しかし、どれか一つだけということではなく、それらを全て取り入れることによって、より長く咲き誇るカーネーションをキープできますよ!
それでは、代表的なものを6つご紹介させていただきますね。
① 呼吸と栄養補給が出来るようにしてあげる
より光合成できたり、栄養成分を吸収しやすくなると、カーネーションは元気を取り戻します。
② 茎を切って、水がしっかり吸える状態をつくる。
茎が古くなると、水分の吸収率がダウンしてしまうからです。
③ 病気にさせないよう抗菌作用のある「砂糖・気の抜けたサイダー・洗剤・漂白剤・お酢・10円玉」等を利用する。
抗菌効果により、病気リスクが格段に下がることが分かっています。
④ 無駄な葉やつぼみや花粉、枯れた花を取る。
老化を止めるための力を、すべて成長に向けたエネルギーに使うことができるようになるからです。
⑤ 毎日水を替えて、花瓶の中を清潔に保つ。
衛生的な環境だからこそ、長生きすることができますよ。
⑥ 涼しい場所に飾る。
高温になると、お花が元気をなくしてしまい、萎れてしまいます。
カーネーションの切り花は日持ちする?のまとめ
いかがでしたか?
「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」
といったことわざもあるように、そもそも切り花の寿命は短いものです。
とはいえ、テクニックを駆使したり、工夫することによって、なるべく長く咲かせてあげることができるんですね。
母の日のカーネーションを、一日でも長持ちさせることができるかどうかは、もらった人のやり方次第であると言えなくもありません。
カーネーションは、気持ちの込められた健気なお花ですので、その気持ちに応えられるよう、尽力したいものですね!