母の日に子どもから、鉢植えのカーネーションをもらったものの、残念ながら枯らせてしまったといったご経験をお持ちの方も、少なくないのではないでしょうか。
せっかくの鉢植えなので、できることであれば、翌年も咲かせたいと思いませんか?
とはいえ、次年度であっても、もらったカーネーションの鉢植えをそのまま維持できるのかどうかわからなかったり、そもそもお手入れやケアの方法も知らない!といった声も多く聞かれます。
今回は、そんな鉢植えのカーネーションを何とか長持ちさせたいといった方に向けて、耳寄りな情報をご紹介させていただきたいと思います。
カーネーションは来年も咲かせることってできる?
結論からいうと、来年もカーネーションの花を咲かせることは可能です。
ただし、鉢植えでいただいたものであれば、地植えにする必要があります。
なぜなら、成長を妨げる要因を全て取り除いてあげることで、長生きすることが分かっているからです。
お庭があれば、移し替えるだけで良いですし、もしそういった場所がない場合でも、より大きめのプランターに植え替えることによって、次の年にもカーネーションを咲かせることができますよ。
カーネーションの鉢植えの手入れ方法
とくに注意してあげたいのが、夏場の温度管理です。
カーネーションは、高温に弱いお花ですので、昨今の酷暑や猛暑が続いてしまえば、枯れる恐れが出てきてしまいます。
ですから、なるべく涼しい場所に飾ってあげることで、よりその寿命を伸ばしてあげることができますよ。
ほかにも、
・枯れた花や、つぼみを取り除く。
・枯れた葉っぱを、除去してあげる。
ことで、無駄なエネルギーを使わせることなく、成長促進効果だけを高めてあげることができます。
さらに、
・カーネーションの根っこが、十分に広がることのできるスペースを確保できる鉢を選ぶ。
・カーネーションが、しっかり日光に当たる場所に置いてあげる。
・水をあげすぎない。
といったことに、気を配る必要があります。
より生きていくのに最適な環境を用意してあげればあげるほど、カーネーションは、一日でも長く生きながらえることができるんですよ。
カーネーションを地植えするには?
天候の影響をダイレクトに受けてしまうことになる地植えは、カーネーションにとって、諸刃の剣と言えなくもありません。
というのも、大地に伸び伸びと根を張って、すくすく成長できる可能性もありますが、逆に
- ゲリラ豪雨
- 夏場の暑さ
- 日照りが続く
- 冬の降雪
によって、枯れてしまう可能性がないわけではないからです。
なので、もしも地植えをしようと検討されているのであれば、カーネーションにとって快適な環境となる場所を選んで、植え替えてあげる必要があります。
具体的には、
- 適度に太陽の光が当たる場所
- 夏場や冬場の温度変化が少ない
- 水はけのよい肥えた土地である
といった、条件を満たす場所がおすすめです。
もちろん、堆肥(たいひ)や植物成長活性剤を使うことで、土地が肥えて、植物が良く育つ土にすることができます。
さらに、日よけやビニールハウスのような工夫をしてあげることで、夏場の暑さや冬の寒さといった、ストレスを和らげてあげることは十分可能です。
ただし、常に気を配ってあげなければならなかったり、目をかけなければならないので、三日坊主になりがちや、飽き性の方にはあまりおすすめできません。
カーネーションの鉢植えは翌年も咲く?のまとめ
いかがでしたか?
一年に一度だけ、母の日にもらうことのあるカーネーションですが、その色の種類や、元気に咲き誇る姿は見ているだけで元気がもらえるものです。
そんなカーネーションをなるべく長く楽しみ、できることなら翌年も花を咲かせたいと思うのは、当然のことですよね。
もし、そう思われるのであれば、とにかく一刻も早く、カーネーションにとって最善のケア・お手入れ・育て方をしてあげなければなりません。
そうすることで、末永くカーネーションの花を愛でることができ、いつまでも何度でも幸せな気分に浸ることができますよ。
園芸のことはよくわからない、知識がないといった方にも、少しでも長く、可憐なカーネーションを長持ちさせ、その彩りを楽しんでいただければと思います。