福島には、多くのお祭りやイベント事があります。特に夏と秋は充実しています。この福島市で行われる「飯坂けんか祭り」もその一つです。
毎年10月に行われるこの祭りは、福島ではかなり有名な祭りであり、規模も大きいんです。飯坂けんか祭りの駐車場はあるのか、実際に行ってみた私なりの見どころなどをご紹介します。
日程・アクセス方法
大会名
八幡神社例大祭(こちらが正式名称のようです。通称・飯坂けんか祭りといったところでしょうか)
開催場所
福島県福島市飯坂町八幡
開催期間
2018年10月5日(金)~7日(日)
アクセス
車でも電車でもどちらでもよいと思います。
電車の場合:JR福島駅より福島交通の飯坂線、飯坂温泉駅から徒歩で約10分
自動車の場合:東北自動車道を利用し、福島飯坂ICで降りおおよそ10分といったところでしょうか。
駐車場
祭り専用の駐車場は用意されていませんので、会場近隣の有料パーキングに停めることになります。
時間に余裕があるなら、飯坂温泉で一泊し、旅館などの駐車場を利用するのもアリだと思います。飯坂温泉はかなりいいお湯で、温泉好きの方にも気に入ってもらえると思います。
特にこの飯坂けんか祭りは、かなり盛り上がるお祭りですし、癒しと活力を同時に得られることと思いますよ。
飯坂けんか祭りの見どころは?
この飯坂けんか祭りは、日本3大けんか祭りの一つとされています。福島にはこういう「日本〇大××」に名を連ねるお祭りが多いですね。それだけお祭り好きの県民性、ということでしょうか?
私は飯坂けんか祭りに、一度だけ行ったことがあるので、私なりの見どころをご紹介します。
飯坂けんか祭りは伝統あるお祭りですが、町の若者たちが主体となっているので、祭りそれ自体が若々しさを保持しているんですよね。
このお祭りの目玉は、クライマックスの「宮入り」です。
この宮入では、大勢のフレッシュで、かつ力強い若者達が、六台の「太鼓屋台」を担いで、それを激しくぶつかり合わせます。そして、別の人の運んできた神輿の宮入りを阻むわけです。なんだかかなり壮大で、勇猛果敢な感じです。
間近で見ると、その迫力にただただ圧倒されますよ。まさに「けんか」を見ているかのようです。
若者たちの動きは、あくまでエンターテインメントとしてのぶつかり合いとはいえ、本気です。もちろん安全面には最大限配慮されていますが、そのアグレッシブさはこれぞ祭りって感じで見ものですよー。
赤と白のコントラスト
神輿自体も、かなり丹念に作り込まれているように見受けられます。宮入りに備えて、というのもあるでしょうが、やはり祭りですから、視覚的にも楽しめます。
ちょうちんが闇夜にうっすらと光り輝き、その周りの台の部分に、屈強な男達が勇ましく立っています。
祭りの色調は赤と白の紅白なんですが、神輿も、男達の衣類も、紅白に彩られています。それがまた、夜の闇に映えていいんですよね。ちょうちんの光が、赤と白を絶妙に引き立てるんです。雄々しさだけでなく、そういう神秘性も兼ね揃えた祭り、それがこの飯坂けんか祭りだと思います。
混雑状況は日によってばらつきがありますが、3日間で合わせて大体15万人ほどが訪れているようです。宮入りの時は特に混みますが、やはりこれを見ないことには飯坂けんか祭りは語れないでしょうね。
さいごに
この男気溢れるお祭りを体験するというのは、なかなか風情のあることです。秋の夜長にぶつかり合う屋台を見物するというのは、こういう祭りに馴染みのある日本人の特権だと思います。ぜひ参加してみてくださいね。