喪中見舞いにお線香やお花をいただいた場合って、お返しはどうしたらいいのか。
初めてのことでどうしたらいいかわからないし、人には聞きづらいですよね。
せっかくお悔やみの気持ちを込めてくださったのに、粗相があっては失礼です。
大人としてきちんと対応できる人になりたいですよね。
喪中見舞いに花やお線香が届いた場合のお返しは?
お香典をいただいた時には、お返しをするのは知っていましたが
喪中見舞いはどうしたらいいんでしょう?
その場合、お礼状を書いてお送りするのが一番良いです。
喪中見舞いは昔からあった風習ではなく、線香の会社がCMで喪中の訃報を知ったら喪中見舞いに線香を贈りましょう。と流したのがきっかけで、数年ほど前から始まったようです。
お香典をいただいた場合は、お返しをするのが一般的ですが、喪中見舞いにお線香やお花をいただいた場合、お返しの品は送らない方がいいでしょう。
お礼の気持ちは、お礼状もしくはお電話で伝えた方が良いですね。
喪中の相手に香典返しなどで気を使わせたくないが、お悔やみの気持ちは伝えたい。そういった考えからあえて喪中見舞いを送るんだそうです。
お花や線香以外の物や、どうしてもお返しが気になる場合は、多くても半額くらいの物でお返しするといいですよ。
多くの地域で喪中見舞いのお返しは不要とされていますから、あまり高価な物をお返しすると、かえって気を使わせてしまうことになるので注意が必要です。
喪中見舞いのお礼状の書き方3例
喪中見舞いが届いたら、短い文や定型文でもいいので2〜3日のうちに書いて出すようにしましょう。
その方が相手方も安心できますよ。
お礼状をはがきで出す場合は、普通のはがき(官製はがき、郵便はがき)に書いて出すといいですね。
具体的に何を書けばいいのか?感謝の気持ち、近状報告、相手を気遣う言葉などを書かれれば大丈夫です。
3つの例文をご紹介しますね。
いかがお過ごしでしょうか。先日は○○(故人の名前)の旅立ちに際し、御丁寧な御厚志を頂戴し誠にありがとうございました。本来であれば拝眉の上、御礼申し上げるのが本意でございますが、取り急ぎ書中にて御礼申し上げます。
季節柄くれぐれもご自愛くださいませ。
敬具
先日は〇〇の死去に際し、温かいお心遣いをいただきまして、誠にありがとうございました。
〇〇が旅立ってからあっという間に日が経ち、私も家族も少し気持ちに整理がつき始めたところです。
寒さもまだまだ続きます。
風邪などひかないように、体に気を付けてお過ごしください。
拝啓、先日はご丁寧に過分なお心遣いをいただき、心よりお礼申し上げます。
謹んでお受けいたし、仏前にお供えさせていただきました。
寒さがみにしみる頃ですので、お体にはお気を付けくださいませ。
略儀ながら書中にてお礼申し上げさせていただきました。
敬具
最後に
はがきの場合は縦書きに書くのが基本です。
もっと長く気持ちを書く場合には、手紙にするといいですよ。