先日、会社の上司の母親が亡くなり、お通夜の受付を頼まれました。
お葬式やお通夜にほとんど参列したことのない私。
受付ってどんなことをするの?と大慌て。
きちんとした受け答えができないと、社会人として恥ずかしいことになってしまいます!
お通夜の受付で受け答えなどがきちんとできるように、しっかり準備しておきましょう。
お通夜での受付の仕事って何があるの?
まず、おおまかな流れです。
1、香典を受け取る
2、芳名帳の記入をお願いする
3、返礼品を渡す
4、香典を管理する
受付はお通夜が始まる30分くらい前から始まるのが一般的です。受付を頼まれたら、お通夜が始まる1時間前には会場に到着しておきましょう。
会場に到着したら、喪主やその親族に「この度は誠にご愁傷さまです。」や、「心からお悔やみ申し上げます。」などと挨拶をします。
祭壇にも一礼しましょう。
次に、お通夜の流れを確認しておきます。
トイレ、喫煙所などの場所も確認しておくと、スムーズに案内することができますよ。
受付は2名以上で行うことが多いので、一緒に受付をする人と役割分担を相談しておきましょう。
受付を担当する時の服装は、お葬式に参列する時と同じ服装で大丈夫です。男性は黒のスーツ、女性は黒のスーツかワンピースのセットアップ。
キラキラしたアクセサリーや光沢のあるネクタイ、靴はNGです。
お通夜の受付での受け答えはどうしたらいい?受付にいる時間は?
お通夜の受付を担当する場合、受付係りは喪主側になります。
参列者に失礼のないよう受け答えすることが大切です。
香典を受け取る時には何と言う?
香典を差し出されたら、「お預かり致します。」と言い、両手で受け取り、一礼します。
受け取ったら、香典に氏名、住所、金額が記入されているか確認しましょう。
書かれていない時には、その場で記入をお願いします。
芳名帳の記入をお願いする時には何と言う?
「恐れ入りますが、こちらにご住所とお名前をご記入下さい。」と言います。
記入が終わったら、「ありがとうございます。」と言いましょう。
芳名帳に番号がふってある場合は、香典の裏にも同じ番を記入しておくと後で誰からの香典かわかりやすいです。
返礼品を手渡す時には何と言う?
「こちらをお持ち下さい。」と言いながら返礼品を両手で手渡します。
最後に、「式場はあちらです。」などと式場の入口を指し示すなどして案内します。
参列者から
「この度は、心からお悔やみ申し上げます。」
などのお悔やみのお言葉を頂いた時は、喪主側の一員として
「本日は、お忙しい中お越しいただきありがとうございます。」
と答えると良いですよ。
雨や雪の日は、
「本日は、足元の悪い中お越しいただきありがとうございます。」と言うのもいいですね。
受付にいる時間は、遅れて来る参列者にも対応するため、お通夜が開始してから20分くらいが一般的です。
葬儀会場によっても違いますので、喪主や葬儀会社の方と相談して決めるのが良いです。
受付係りも交代でお焼香に行きますが、香典のお金を管理しているので必ず受付が無人にならないように気をつけましょう。香典泥棒が潜んでいるかもしれないので要注意ですよ!!
まとめ
最近はお通夜、お葬式を葬儀会場で行うことが多くなってきています。葬儀会場なら初めての受付でも、葬儀会社の方がサポートしてくれるので心配ないですよ。
私が受付をした時は、筆記用具など必要な物は全て葬儀会場に用意してありました。香典を受け取ったら参列者が受付を離れてから、香典袋のまま会計係に手渡すだけだったので簡単でした。
マナーと受け答えを少し予習しておけば落ち着いてできますよ。
一番気を付けることは、お金を取り扱うという点。
香典のお金が足りなくて大騒ぎ!なんてことがないよう慎重に取り扱って下さいね。