冷たい飲み物を飲んでいるとき、コップの周りについてくる水滴。
コップを拭いても拭いても出てくるし、テーブルも濡れるし、少し困りますよね。
どうしたら水滴がつかないようになるのか?
今回はそんなコップの水滴対策について説明していきます!
コップに水滴がつくのはなぜ?その仕組みとは!?
コップに水滴がつくのはなぜ?
その原因は「結露」です。
「結露」というのは、空気中の水分が水になって物体の表面に付着する現象のことです。
空気は水蒸気を含んでいて、空気の温度が高いほど水蒸気を含んでいます。
コップに水滴がつくのは、コップの中の飲み物が冷たい時がほとんどだと思います。
つまり、コップの中の冷たい飲み物によってコップ周辺の空気が冷やされ、空気中に含むことのできる水蒸気が減ってしまいます。
その空気中に含むことのできなくなった水蒸気が水滴となり、コップについてしまうということです。
コップに水滴がつかない防止策は?
では、どうしたら水滴がつかないのでしょうか。
先ほども書いたとおり、コップに水滴がついてしまうのはコップ周辺の空気が冷やされたことによるものです。
つまり、コップの中の飲み物と周辺の空気の温度差が少なくなれば、水滴も発生しにくくなるということです!
そのための方法は2つあります。
飲み物を冷やしすぎない
飲み物を入れた後、しばらく待ちましょう。
こうすることで、コップ表面の温度が上がるため、水滴が発生しにくくなります。
また、冷たい飲み物には氷も入れたくなりますが、冷蔵庫で冷やした温度で飲めば、より外の気温との差が少なくなるので、水滴を防ぐことが出来ます。
室内の空気を冷やしてしまう
飲み物の温度を調整するのではなく室内の温度を下げることでも、飲み物との温度差が縮まります。
そのため、水滴の発生を抑えることができます。
ですが、体を冷やしすぎることもありますので、おすすめはできません。
水滴がでないコップってある?
対策をご紹介しましたが、どんなに対策をしても、水滴は少なからず出てきてしまうものです。
では、そもそも水滴がでないコップはあるのでしょうか。
それが、「真空断熱タンブラー」と呼ばれているものです。
これは、タンブラーが外壁と内壁の二重構造になっており、その間が真空になっています。
真空状態というのは、熱伝導をしない状態です。
そのため、外壁に伝わる外の空気の温度と、内壁に伝わる飲み物の温度が、間が真空になっていることによってほぼ伝わっていかないということです。
つまり、飲み物の温度によって外の空気が冷やされることがないので、水滴が発生しないコップということになります。
とても便利ですよね!
コップの水滴対策!なぜできるのか仕組みと防止策おすすめタンブラーも!のまとめ
普段使っているコップでもできる対策があります。
- 飲み物を冷やしすぎない
- 部屋の温度を下げる
でも、水滴のために部屋の温度を下げて、風邪をひいては割に合いませんよね。
やはり、飲み物を冷やしすぎない方を、ぜひ試してみてくださいね。
どうしても水滴が気になる場合は、水滴の出ないコップ「真空断熱タンブラー」を購入されてはいかがでしょうか?