北海道札幌市豊平区にある西岡公園は、オススメの穴場スポットです。
札幌近郊でも有数の、巨大な自然公園施設で、マツやシラカバ、クリその他さまざまな樹木のほか、春になると沢山の桜やつつじが咲いていて、とてもきれいです。
夏には公園内の川でホタル観賞(ヘイケボタル)することができ、秋には紅葉スポットともなります。ただ、熊には注意が必要です。
西岡公園ってどんな公園?
西岡公園ならではの大きな特徴は、森の中に延々と木道(もくどう)がつづいているということ。
その木道の長さが(たぶん、公園内の道ときいてすぐに思い浮かべるスケール感からすると)かなり長く、体力のあまりない人が歩くと、少し息が上がるかもしれませんが、それでいて、過酷すぎる距離ではないので、体力作りや気晴らしにはオススメです。
木道の周囲に、まるでファンタジーの一場面かのような森の風景が広がっており、観光として木道を歩きたい場合は、5月ごろの新緑の時期はきれいですよ。
できれば、ミズバショウの可憐な白い花が、まだ咲いている時期がベターですが(そのころには駐車場そばの桜もまだ綺麗に咲いているかも?)、それ以降の蒸し暑い季節になると、草が生い茂って木道がせばまっていたり、虫が多かったりして好みが分かれるかもしれません。
ちなみにホタル観賞は7月中旬から下旬が見頃です。
散歩が好きな中高年や、一眼レフカメラを持った人、双眼鏡で野鳥のバードウォッチングに来ている人など、ここ西岡公園が超穴場スポットだと知っている(たぶん札幌市内や近郊在住の)人々の憩いの場にもなっています。
〒062-0033 北海道札幌市豊平区西岡487
料金:無料
駐車場:50台無料
西岡公園はクマに注意!
この公園を楽しむ際の注意点をひとつだけあげるとすれば、時々熊が出ます。
自己過信した地元民が、クマによって時々被害にあわれたりします。
それは、植物の採取が(厳しい罰則があるわけではないものの)禁止されているこの公園で、木道を降り山菜をとろうとして、入ってはならないとされている公園の奥へ入ってしまった人に、起きてしまうことです。
なので、観光中にこの公園内を散歩したい方は、地元民の失敗から学んで「木道からは、絶対に降りないように気をつけましょう。」木道の入り口には、そのような意味の立て札が立っています。
西岡公園の湖に家?
お天気がいい日には、この”湖”の水面に太陽がきらきらと乱反射して、水面は宝石のように綺麗に見えることもあります。
そのきらきら輝く水面に、カルガモが数羽浮かんでいたりして、なんとものどかで田舎くさい風景が広がります。
その”湖”のほとりに、メルヘンチックな、三角屋根の小さなおうちのように見えるものがありますが、(あまり可愛いので一見、公園内の市民が憩うための飾りに見えますが)実はそれは、明治時代に旧日本軍が作った軍用の取水塔なんです。
そのためこの貯水池には、多少の怖いうわさが残っていますが、それはもう昔のはなしです。
西岡公園の取水塔は、現在では国登録有形文化財(西岡水源地公園取水塔)とされていて、一見の価値があるとおもいます。
マイナスイオンシャワー
そんな意外な一面のある西岡公園ですが、公園内には木道周辺を含み綺麗な川が流れており、その流れは森の中をぶつかりながら流れていて、マイナスイオンの宝庫です。
なので体調の優れないときでも、しばらく西岡公園で過ごしてから夜に休むと、とても眠りがよかったりします。
私には、体質改善に役立つ森林浴スポットですね。
西岡公園はクマに注意さえすれば桜・ホタル・紅葉の穴場スポットのまとめ
北海道旅行の際には、ぜひここ西岡公園にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
クマにさえしっかりと気をつければ、北海道らしい素朴な散歩道を、楽しむことができますよ。