新幹線を使うとき、「のぞみ」「ひかり」「こだま」のどれを選ぶべきか迷ったことはありませんか?
一般的に、「のぞみ」は速いけれど料金が高く、「こだま」は遅めだけどお得な料金というイメージがあるかもしれませんね。
私は普段あまり新幹線には乗りませんが、先日東京に行く機会があり、この3つの列車の違いを調べてみました。
この記事では、新幹線の「のぞみ」「ひかり」「こだま」のそれぞれの特徴を、速さや料金、停車駅の面から比較しています。
それぞれの特性を理解し、新幹線利用の際の参考にしていただければと思います。
新幹線「のぞみ」「ひかり」「こだま」徹底比較!
さて、これらの列車の相違点をじっくりと見ていきましょう。
比較の基準として、ここでは「東京〜新大阪」区間を例に挙げます。
速度の差異
・最高時速270〜285キロメートル(車種による)
新幹線の速さは、使用する車両タイプによって異なり、「のぞみ」「ひかり」「こだま」の区分によって速度が変わるわけではありません。
ただし、「のぞみ」では速い新型車両がよく使われています。
2020年の春を目安に、車両を時速285キロメートルで走れるN700Aに順次更新する計画があります。
この更新が完了すれば、「のぞみ」「ひかり」「こだま」全ての列車が時速285キロメートルで走ることになるでしょう。
所要時間の違い
・のぞみ(最も速い)
・ひかり
・こだま(最も遅い)
新幹線に乗る際、「のぞみ」が最速であることは周知の事実です。
具体的な所要時間は次のとおりです。
東京〜新大阪間 | 所要時間 |
---|---|
のぞみ | 約2時間30分 |
ひかり | 約3時間 |
こだま | 約4時間 |
たとえば、東京から新大阪までのぞみだと約2時間30分ですが、こだまだと約4時間かかり、1時間30分の時間差があります。
新幹線各列車の停車駅比較
・こだま(最多停車駅)
・ひかり
・のぞみ(最少停車駅)
「こだま」は通過する全ての駅で停車するため、所要時間が長めです。
一方で、「のぞみ」は東京から新大阪までの間にたったの4駅しか停まらず、速く目的地に到着できます。
東京〜新大阪間 | 停車駅数 |
---|---|
のぞみ | 途中 4駅 |
ひかり | 途中 12駅(内8駅は一部のみ) |
こだま | 途中 全駅 |
運行頻度の違い
・のぞみ(最多運行)
・ひかり
・こだま(最少運行)
最も運行本数が多いのは「のぞみ」です。
駅にいると、「のぞみ」が頻繁に通る様子が見られます。
東京〜新大阪間 | 新幹線の運行本数 |
---|---|
のぞみ | 164本(下り83本、上り81本) |
ひかり | 65本(下り33本、上り32本) |
こだま | 84本(下り40本、上り44本) |
料金の差
・のぞみ(やや高い指定・グリーン車料金)
・ひかり・こだま
普通車自由席では、のぞみ、ひかり、こだま全て同額です。
しかし、普通車指定席やグリーン車を利用すると、「のぞみ」の料金がわずかに高くなります(指定席は320円増、グリーン車は1320円増)。
速く到着する「のぞみ」ですが、料金差は大きくないのが特徴です。
東京〜新大阪間 | 普通車指定席料金 | 普通車自由席料金 | グリーン車料金 |
---|---|---|---|
のぞみ | 14,720円 | 13,870円 | 19,590円 |
ひかり | 14,400円 | 13,870円 | 19,270円 |
こだま | 14,400円 | 13,870円 | 19,270円 |
新幹線の選び方:のぞみ、ひかり、こだまをどう選ぶ?
比較を通じて明らかになった主なポイントは以下です。
・普通車自由席の料金はどの列車も同じ
・指定席やグリーン車の場合、「のぞみ」は「ひかり」「こだま」よりやや高額
・所要時間は停車駅数によって大きく異なる
これらの情報を基に、各列車が適している利用者は以下のようになります。
「のぞみ」はこんな人におすすめ
・できるだけ早く到着したい方
・「のぞみ」の停車駅が目的地の方
「ひかり」はこんな人に向いています
・早めに到着したいけれど、「のぞみ」の停車駅には行かない方
・「ひかり」の停車駅が目的地の方
「こだま」はこんな人にぴったり
・「のぞみ」や「ひかり」の停車駅に用がない方
・ゆったりとした旅を楽しみたい方
のぞみ、ひかり、こだまの特徴をまとめて
以前は、「のぞみは速いけど高い。節約するならこだまを選ぼう」と思っていました。
しかし、今回東京〜新大阪間で比較してみて、普通車自由席では料金に違いがないことがわかりました。
これからは、自分のニーズに合わせて新幹線を選べそうです。
皆さんも、ぜひこの情報を参考にしてみてください。