すっかり寒くなり、クリスマスまであともう少し。
街はイルミネーションでキラキラしてなんだかテンションが上がりますね!
近隣でも家に電飾がつけられていたり、日本中がクリスマスムード一色です。
ところでこの時期気になるのが、玄関につけられている輪っか。
葉っぱやリボンやベルなどがつけられ、可愛く飾られてるあの輪っかです。
この輪っかの名前は「クリスマスリース」と言います。
様々な色や素材で作られていて、種類も豊富。
手軽に飾れることからクリスマスでは定番の装飾アイテムなんですよ!
クリスマスリースの意味と由来は?
クリスマスリースは、ただ玄関などに飾って、可愛くする為のものじゃないんです。
実はリースの素材や装飾ひとつひとつ、意味があるんですよ!素敵じゃないですか?
リースは古代ローマ時代に、結婚式などの特別な行事に、装飾された輪をつけていたことが発祥とされています。
リースは英語でwreatheと書き、意味は「輪、花輪、花冠」、輪には「永遠」「新年の幸福を祈る」「永遠に続く神の愛」という意味もあります。
クリスマスでは魔除け、豊作祈願などのためにリースを飾っています。
玄関のドア外側によく飾られているのは、家の中を守るという意味があるからなんです。
リースに使われている緑の葉っぱは、常緑植物(じょうりょくしょくぶつ)と言って、1年中葉っぱが枯れない生命力の強い植物。
殺菌や抗菌作用があることから、魔除けとして使われるようになりました。
りんごやぶどうのツル、松ぼっくりは収穫の象徴とされていたので、豊作祈願の意味も込めてリースに飾りつけているんです。
そしてリースの輪の形は、永遠に続く神の愛を意味していますから、来年も神様から愛されますようにと、願いを込めてリースを飾るんですよ。
ただの可愛い輪っかだと思っていたクリスマスリースに、こんな深い意味があるなんて驚きですよね!
クリスマスリースっていつから飾るものなの?
クリスマスリースの意味はわかったけど、いつから飾ればいいんでしょう?
日本では具体的に何月何日に飾る、といった決まりはありません。
長く飾っておきたいけど、11月から飾り始めるとなんだかせっかちに思われそう…。
などといった理由から、12月に入ってから飾る人がほとんど。
日本ではクリスマスが終わると、お正月がくるのでしめ縄など飾るために、クリスマスの次の日には外してしまう家が多いようです。
本当ならクリスマスの4週間前、11月30日に1番近い日曜日から飾り始めます。
そして聖母のお清めの祝日である、2月2日に外すのが本来のやり方なんですよ。
クリスマスの時に飾る輪っかの名前って何?いつから飾るのが正解?のまとめ
輪っかの名前は「クリスマスリース」です。
覚えていただけましたか?
飾る時期は、12月に入ってからが良いと思います。
クリスマスリースの意味や由来は、ちょっと難しくなっちゃいましたが、わかっていただけたでしょうか?
何気なく飾られてるクリスマスリースですが、ただの飾り物ではなく、ちゃんとした意味があり、これから飾る時にはそういった意味を込めて、飾りたいですよね。