お祝いの封筒や年賀状など、特定の時に住所を書く際、「ゼロ」をどう漢字で表すか迷ったことはありませんか？
特に、縦書きと横書きでどのように異なるのか、気になる方も多いでしょう。
この記事では、そんな「ゼロ」の漢字での正しい書き方と、縦横の書き方がどう違うのかをご紹介します。
どんな場面でも使える知識なので、ぜひ最後までお読みいただき、日常生活に役立ててください。
横書きの場合の「０」の書き方について
普段私たちが封筒やはがきに郵便番号を書く際は、横書きが標準です。
その中で「０」が必要になった時は、いつも使っている算用数字の「0」で問題ありません。
算用数字というのは、「0, 1, 2, 3, 4, 5…」のように数を表す数字のこと。
例えば、自分の住所を封筒の裏に記入する時、郵便番号は横に算用数字で、他の住所や名前は縦に書いても良いし、全て横にしても大丈夫です。
書きやすい方法を選びましょう。
縦書き時の「０」の表記方法
祝事などで縦書きを使う機会もありますね。
そんな時、住所や郵便番号に数字が含まれる場合、通常は漢数字が用いられます。
漢数字とは、「一、二、三、四、五…」というように、数字を漢字で表したものです。
「320-2345」という郵便番号を縦に書く場合は、
三
二
〇
｜
二
三
四
五
となります。
「0」には、「〇」や「零」を使いますが、今日では「〇」の使用が一般的ですので、迷ったら「〇」を選ぶと良いでしょう。
さらに、お祝い金を表記する際は、「壱万円也」と旧字体を使うこともあります。
これらのポイントを抑えて、状況に合わせた書き方をしましょう。
縦書き住所の漢字表記方法
縦書きでの住所表記に際して、数字の漢字への変換方法には二通りのアプローチがあります。
具体的な特徴を踏まえ、適した方法を選択しましょう。
命数法
この方法では、数字を読み通りに漢字へと変換します。
例を挙げると、「1130」は「千百三十」と表記されます。
この手法では「0」も漢字で示される場合があり、特に住所の番地などでよく使用されます。
記数法
こちらの手法では、数字をそのまま漢字に変えますが、位を考慮せずに直接変換します。
「1130」であれば、「一一三〇」となります。
この方法は、郵便番号や部屋番号など、読みやすさを優先する場合に適しています。
長い番地を表記する際には、数字の命数法を使用すると読みづらくなる可能性があります。
そのような場合、「1028番地34号」のような住所は記数法で表記すると、見た目がスッキリとします。
まとめ
縦書きの住所を書く際、「0」の扱い方としては、「〇」または「零」を使用します。
数字を漢字にする方法としては、数字の命数法と記数法の二つがあり、それぞれ番地と郵便番号や部屋番号に適用することで、より読みやすい住所の表記が可能です。
お祝いごとなどで縦書きの住所を記載する際は、上記の方法を参考にして、適切な表記法を選んでみてください。
