自宅でキッシュを手作りしたいと思うものの、専用の型がないという問題に直面することがあります。
特に、頻繁にキッシュを作るわけではないため、専用の型を新たに購入するのはためらわれるものです。
そこで安心してください。既に家にある別の道具を活用して、キッシュを作る方法をご提案します。
今回は、キッシュ専用の型がない場合に、家庭で見つけることができる代替アイテムを詳しくご紹介いたします。
キッシュ作りに型がない時の代替方法とケーキ型の活用法!
キッシュの型として代用できるものを、いくつか紹介します。
パイ皿
直径18cm以上のパイ皿は、キッシュ作りにも向いています。
熱が均一に伝わる、薄めの素材を選んでください。
テフロン加工がされていない皿でも、クッキングシートを敷くことで、取り出しが容易になり、お手入れも楽になります。
ケーキ型
一般的な丸型のケーキ型は、キッシュ作りにも使えます。
特に底が取れるタイプは、完成したキッシュをスムーズに取り出せるのでおすすめです。
もしパイ生地を使用しないキッシュを作る場合、型にバターを塗ったりクッキングシートを敷くことで、さらに取り出しやすくなります。
耐熱ガラス容器
大きな耐熱ガラス容器を使用すれば、オーブンからそのままテーブルへ出すことができて便利です。
見た目もクリアでおしゃれな印象を与えますが、ガラスは熱伝導が低いため、パイ生地を使用する場合は事前に焼くか、生地不使用のレシピが向いています。
陶器の深皿
陶器の深皿を使用すると、オーブンの熱が均一に伝わり、キッシュが均等に美味しく焼けます。
食卓にそのまま出せるため、非常に便利ですし、カットしても傷がつきにくいので、取り扱いやすいです。
鉄製フライパン
大型のオーブンがある場合は、鉄製フライパンを使用してキッシュを焼くことができます。
フライパンで具材を炒めた後、油を拭き取ってから生地を敷くと、焦げ付きを減らして美味しく仕上がります。
アルミ製パイ皿
使い捨て可能なアルミ製パイ皿は、手軽にキッシュを焼くのに役立ちます。
軽量で持ち運びやすく、後片付けも簡単なため、アウトドアや持ち寄りパーティーにも最適です。
ただし、アルミは熱が通りやすいので、焼き時間に注意が必要です。
キッシュ型とタルト型の主な違いについて
キッシュを作る際、専用の型がなくてもさまざまな容器を代用できますが、市販されているキッシュ型とタルト型は似ています。
キッシュ型の多くは底が抜けるタイプで、取り出しが容易です。
欧米では、特定のキッシュ型を使うよりも、タルト型や陶器を使うことが多いです。
キッシュは基本的にパイ生地を敷くため、生地が敷きやすく、適切な深さがある容器が最適です。
特に耐熱性のある陶器は、オーブンから直接食卓に出せる利点があり、見た目も良くおすすめです。
タルト型でキッシュを焼く際のアドバイス
タルト型はキッシュ用の型とよく似ていますが、パイ生地が型にこびりつきやすく、取り出す際に困難を感じることがあります。
これはパイ生地の底部が完全に焼けていないために、型に生地が付着してしまうからです。
キッシュをタルト型で焼く場合、最初にパイ生地だけを事前に焼いておくと、取り出す時に楽になります。
パイ生地を事前に焼くのが面倒な場合は、生地が軽く焦げるくらいまでしっかりと焼くことが大切です。
生地が充分に焼けて乾燥すれば、収縮して型からスムーズに外れます。
パイ生地を使用しないキッシュの場合も、しっかり焼いて少し冷ますことでキッシュが固まり、型から取り出しやすくなります。
それでも生地のくっつきが心配な時は、型にバターを塗ったり、クッキングペーパーを敷いたりすると効果的です。
まとめ
キッシュ型がない時でも、パイ皿、ケーキ型、耐熱ガラス容器、深さのある陶器など、家にある様々な道具を代用することができます。
重要なのは、オーブンに適した素材で、適切な深さがあり、パイ生地を敷いて卵液を流すことができることです。
私はキッシュを作る際には、主に耐熱ガラス製のタルト皿を使用しています。
この皿で焼くと、オーブンから直接食卓に出せるため、とても便利ですし、後片付けも楽です。
実を言うと、このタルト皿で実際にタルトを焼いたことは一度もなく、常にキッシュ専用として活用しています。