お内裏様とお雛様二人の関係は?並び方と衣装の意味や持ち物は?

「灯りをつけましょう、ぼんぼりに♪」というフレーズからはじまる童謡「うれしいひなまつり」として親しまれている「おひなさま」。

女の子にとって大切な年中行事であるだけでなく、日本の伝統と文化を感じることのできるイベントですよね。

そんなひな祭りのひな飾り、お内裏様とお雛様って夫婦だと思っていたけど、本当はどんな関係なのか気になりませんか?

今回は、そんなお内裏様とお雛様二人の関係や、並び方と衣装や持ち物の意味について、お話をさせていただきたいと思います。

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お内裏様とお雛様の関係と並び方の意味は?

お内裏様とお雛様と聞くと、だいたいの方は、お内裏様=男雛(おびな)、お雛様=女雛(めびな)という風になんとなく理解しているのではないでしょうか。

そもそも「内裏」(だいり)には「天皇の住まい」や「天皇」という意味があり、「お内裏様」の「お」をつける事で「内裏」の丁寧な言い方となります。

さらにこの呼び名は「内裏雛(だいりびな)」の意味も加わりますので、天皇と皇后が1対になっている雛人形の事を、「お内裏様」と呼ぶのだそうです。

二人の関係は、ずばり天皇と皇后がモチーフとなっているわけですね。

そして、男雛と女雛の一対のことをお内裏様と言うので、男雛・女雛どちらの意味にも使われます。

また、関西と関東で違いがあって、

関西では、御所での天皇皇后のお並びのように男雛を左(向かって右)に、女雛をその右(向かって左)に飾ります

関東はその逆になり、男雛を右に、女雛を左に飾るところが多いようです。

この違いは、明治になってから皇室にも西洋的な流れが入ってきたことで、大正天皇がご即位の際には左に天皇陛下、右に皇后陛下がお並びになったことが関係しています。

そのことによって、東京の人形組合が、内裏雛の左右を入れ替えて飾るように決めたということです。

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お内裏様とお雛様の衣装ってなに?

まず、男雛の着ているものは、束帯(そくたい)という宮廷の男子の正装となっています。

これは、中国の古代宮廷の着物が日本に伝来し、日本で発達したものなんだそうです。

また、女雛の着ているものは、裳唐衣(もからぎぬ)あるいは
唐衣裳(からぎぬも)といい、いわゆる「十二単(じゅうにひとえ)」になります。

順番に、唐衣(からぎぬ)・裳(も)・表衣(うわぎ)・打衣(うちぎぬ)・袿(うちき)・単衣(ひとえぎぬ)・袴(はかま)
で構成されています。

重そうですね!

お内裏様とお雛様の持ち物ってなに?

男雛(お殿様)の持ち物は、笏(しゃく)ですが、儀式の段取りや出席者の名前をメモしたり、貼り付けるものとして使われていました。

儀式を取り仕切る立場の人が持つものなので、威厳の象徴でもありましたが、どちらかといえば今で言う「カンペ」のような役割を果たしていたと考えられています。

対する、女雛(お雛様)の持ち物は、桧扇(ひおうぎ)という桧の薄い板で作った扇になります。

こちらもお殿様の笏同様の意味合いを持つものであったとされています。

どちらの場合も、正装時の必要な持ち物だったようです。

お内裏様とお雛様二人の関係は?のまとめ

いかがでしたか?

男雛と女雛の関係は、やはりご夫婦でしたね。

しかも天皇と皇后です。

関西と関東で並びが逆なのには、驚きでした!

当たり前のことのようにして慣れ親しんでいた雛人形にも、まだまだ知らないことがありそうですが、できることなら日本の風習・文化として、世界の方に向けて語れるような、最低限度の知識は身につけておきたいものですよね!

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