最近ショウガが旬をむかえていて、今の時期には、ついついハマっているという方も多いのではないでしょうか?
でも、販売されている生姜には、葉生姜であったり、根生姜であったりと、呼び名がいろいろあるのが気になって仕方ない!でもその違いがよくわからない!
今回は、そんな声にお応えすべく、葉生姜と根生姜の違いや、食べ方、味はどうなの?といったテーマでお話をさせていただきたいと思います。
葉生姜とは?
いわゆる「谷中生姜」という名称のものに代表されます。
谷中生姜とは、葉生姜の種類のひとつであり、夏の暑い時期に店頭に登場するものです。
大きく実った根に茎と葉がついたまま販売されるので、すぐに分かりますよ。
茎のところがピンク色に色づいている特徴を持っており、見た目にも食欲をそそります。
そんな、「谷中生姜」としても知られる小生姜を、葉っぱが付いている状態のまま、若取りしたもののことを「葉生姜(はしょうが)」と言います。
葉生姜は根茎が若いため、小さくて柔らかいところが特徴となっており、総じて、小ぶりの生姜品種のことを指していると考えられています。
似て非なるものとして「矢生姜」がありますが、矢生姜には主に、金時生姜が使用されます。
根生姜とは?
では、根生姜は何なのかと言いますと、根生姜とは、老成生姜(ひねしょうが)の事であり、「囲い生姜」とも呼ばれています。
老成生姜の特徴は、固くて繊維質の歯ごたえがあって、辛味が強いところとなります。
摩り下ろすことや、スライスすることによって、薬味として、さらには、魚料理の臭み取りにも使えますよ!
対する新生姜は、柔らかく味がマイルドですので、甘酢漬けに利用されることが多くなります。
葉生姜と根生姜の違いとは何?
では実際のところ、葉生姜と根生姜の違いとは何であるか、謎は深まってしまいますよね?
じつは、成長の度合いの違いがあるだけで、葉生姜と根生姜は、全く同じもののことを指しています。
生姜が成長し始め、地下の塊根部分が肥え太り出したときに、葉ごと収穫されたものが「葉しょうが」と呼ばれることとなり、塊根が十分に育っている状態で収穫されたものが「根生姜」とされています。
さらに、収穫したてのものを「新生姜」、しばらく置いておいて熟成させたものが「ひね生姜・つちしょうが」と言われることになります。
ですから、いずれも同じものであり、それぞれの収穫時期や状態によって、名称が異なるだけなんですね。
葉生姜と根生姜の違いは何?食べ方・味はどう?のまとめ
身近な存在である「生姜」ですが、どれも同じものであるということす。
お料理のレパートリーに取り入れるとき、もう悩まされなくて済みますね!
旬の時期にいただくことも、おいしさも違いますのでおすすめですよ。
こちらの記事も読まれています
>>新生姜の食べ方は?生のままなら味噌やサラダでパパっとレシピ!