メールやインスタ、フェイスブックやLINE、といったSNSが普及している今では考えられないことですが、昔のお正月に欠かせないものといったら年賀状でした。
家族で元日の朝、ポストに届いた年賀状を取りに行って、こたつの中で見ることがお正月の風物詩ともなっていました。
ですが、あまりにアナログであること、手間暇とコストがかかりすぎること、さらには、あまり実用的ではなくなったということ、個人情報の流出の懸念などもあって、もはや年賀状を送らなくなった方も、珍しくないのではないでしょうか。
でも、いまだに形式的に失礼にならないように、年賀状を送っている人が年賀状をやめようと思ったとき、どういった方法を取ることが最善であるのかについてお話させていただきます!
年賀状をやめたい時自然消滅は失礼?
もちろん年賀状の自然消滅はOKです。
個人的にお付き合いがある人であれば、メールでその意志を伝えれば分かってもらえます。
でも失礼でないかと言われると、やはり気が引ける方もいらっしゃるでしょうし、全く何の問題もないとは言えませんよね。
そこでおすすめしたい方法が、これが最後の年賀状となるといった内容の年賀状を送ることです。
それを受け取っていただくことによって、なるほどと理解をしてもらって、来年送らなくても失礼にもなりません。
こちらとしてもスッキリとわだかまりなく、年賀状を卒業することができますよね!
では具体的にどういった文面の年賀状を送ると良いでしょうか。
その文例をご紹介いたします。
年賀状をやめたい友人・知人に送る文例3選
少しかしこまった感じはしますが、しばらく会っていない方なのでこんな感じで良いと思います。
新年おめでとうございます。
誠に恐縮ではございますが、一身上の都合により、 本年よりどなた様にも年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。
つきましては、ご理解を賜りますようお願い申し上げますとともに、今後も変わらずお付き合いを下さいますよう、お願いいたします。(メールアドレスを記載)
寒中お見舞い申し上げます(寒中見舞いバージョン)
ご丁寧な年賀状をいただきありがとうございます。
じつは、誠に勝手ではございますが本年をもちまして、どなた様にも年始のご挨拶を控えさせていただく事とさせていただきました。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます 。
今後とも変わらぬお付き合いをいただけると幸いです (メールアドレスを記載)
寒中お見舞い申し上げます。
このたびは丁寧な年賀状をいただきまして、ありがとうございました。
新年のご挨拶が遅くなり、申し訳ありません。
今年から、どなた様へも年賀状によるご挨拶をお送りしないことにしました。
何卒ご了承くださいますことをお願い申し上げると共に、今後とも変わらぬお付き合いをいただけると幸いです。
皆様のご健勝と多幸を心よりお祈り申し上げます。
寒さ厳しき折、どうぞご自愛くださいませ。 (メールアドレスを記載)
年賀状をやめたい親戚に送る文例3選
親戚にはこういった文例で良いと思われます。
1.シンプルバージョン
どなた様にも年賀状は 今年限りとさせていただくことにしました。
これからも皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます 。
2.一身上の都合バージョン
一身上の都合により どなた様にも年賀状は 今年限りとさせていただくことにしました。
3.年齢を理由にするバージョン
寄る年波には勝てず 今後はどなた様にも賀状交換を控えさせて頂きたく存じます
長い間お付き合いいただき 本当にありがとうございました
これからも皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます
年賀状だけの付き合いをやめたいけど自然消滅は失礼?のまとめ
いかがでしたでしょうか?
年に一回年賀状のやりとりのみって、意味があるのかな?って思いますよね?
私は何年も会っていない、若い時の友人にある年送るのをやめました。
すると、その友人からの年賀状は次の年からきませんでした。
いわゆる自然消滅ですね。
あちら側も、辞めたいと思っていたように思います。
でも、一言挨拶をしてから辞めたい場合は、後に尾を引くことのないよう、年賀状卒業・断捨離を実現できるよう、今回の記事をご参考になさってみてくださいね!