夏場に、冷たい飲み物や食べ物を保冷するのに便利な保冷バッグ。
これらは主に涼しい温度をキープするために使われますが、実は暖かい季節だけでなく、冬の寒い時期にも活躍する可能性があります。
本記事では、保冷バッグを使って冬に暖かさを保持する方法を具体的にご紹介します!
夏の保冷バッグが冬にも大活躍!保温機能もバッチリ?
夏の炎天下で冷たい飲み物や食べ物を運ぶ際には、保冷バッグがとても便利ですよね。
最近では、100均でもさまざまなデザインのものが手に入ります。
では、この保冷バッグを冬場にも使うことはできるのでしょうか?
とくに、保温目的での使用は可能なのでしょうか?
実は、保冷バッグは保温用途にも使うことができます!
これは、保冷バッグが二重構造になっており、内外の熱の伝わりを遮る空気層があるためです。
この特徴により、外の気温が高い時も低い時も、中の温度を一定に保つことができます。
冬になっても、これらのバッグは温かい飲み物や食品を運ぶのに役立ちます。
例えば、作りたての温かい料理や、温かいおしぼりを運ぶ際にも便利です。
ただし、温かいものを入れただけでは完璧な保温は期待できません。
とくに寒い日には、追加で保温剤を使うことをおすすめします。
使いやすい保温剤には、電子レンジで温めて何度も使用できるタイプがあります。
保冷剤を温めて保温剤として使う方法もありますが、注意が必要です。
保冷剤の中には耐熱性が低いものがあり、溶けたり破れたりすることがあるので、使用する前に耐熱温度を確認しましょう。
適切な商品を選べば、保冷バッグは電子レンジで温めることで保温剤に、冷凍庫で冷やすことで保冷剤に変身します。
使い捨てカイロでお弁当を保温?保冷バッグを使った方法の検討
保冷バッグが保温機能にも対応可能という話を聞くと、使い捨てカイロを使ってお弁当を暖かく保つというアイデアが思い浮かぶかもしれません。
ですが、この方法には注意が必要です。
使い捨てカイロを使用すると、温度は約40度程度に保たれます。
これは、夏の暑い日に温かいお弁当を長時間持ち歩く状況と同じです。
このような状況では、食中毒の原因となる菌が繁殖しやすくなります。
「出来たての料理を温かく保つには良い」という意見もありますが、これはすぐに食べられるデリバリーのピザのような場合に限られます。
お弁当を長時間微温かい状態で保管するのは避けた方が良いでしょう。
お弁当を適切な温度で保持するには、専用のランチジャーの使用がおすすめです。
こういったものが良いですよ▼
では、なぜ使い捨てカイロではなくランチジャーが推奨されるのでしょうか?
それは、ランチジャーがより高い温度を長時間保持できるからです。
菌の繁殖を防ぐために必要な高温を維持することができるランチジャーを使用すれば、安全に食事を楽しむことができます。
保冷バッグを保温目的で使用する際には、すぐに食べられる飲料や短時間で食べる食品に限定しましょう。
まとめ
夏場に大活躍する保冷バッグは、その構造上、空気層により熱の伝達を遮断する効果があります。
この特性を活かせば、冬場でも暖かいものを保持するバッグとして利用可能です。
ただし、温かいものを入れただけでは、長時間温度を保つのは困難です。
とくに、ペットボトルや缶コーヒーなどを長時間暖かく保持したい場合、保温剤の利用が有効です。
お弁当など、より高い温度を必要とする場合には、ランチジャーの使用が適しています。
使い捨てカイロでお弁当を暖める方法は、十分な高温を維持できない上に、食品が劣化しやすくなるため推奨できません。
保冷バッグを保温目的で使用する際には、適切な保温方法を選び、注意を払いましょう。