自家製ガトーショコラを作ったけれど、すぐには食べきれない…そんな時、どうやって保管すれば良いか迷うことがありますよね。
作った直後に、冷蔵庫で冷やすべきか、それともチョコレートを適切な柔らかさで、乾燥から守るために室温で置いておく方が良いのか、悩むところです。
実のところ、手作りガトーショコラは、室温でゆっくり冷ましてから冷蔵庫へ移すという手順がベストです。
なぜ冷蔵庫での保存が推奨されるのか、保存する際の適切なタイミングや方法について解説します。
ガトーショコラの冷やし方と保存のコツ:ラップは必要?
焼きたてガトーショコラの甘い香りは、誰もが虜になるほどです。
その香りに惹かれて、すぐにでも味わいたくなるのは自然なこと。
ですが、少し待ってみてください!
実は、ガトーショコラをきちんと冷ませば、その美味しさが格段にアップするんですよ。
メレンゲをふんわりと使い、わずかな粉だけで作られるガトーショコラは、その軽さでチョコレートの味わいを際立たせます。
焼き終えたら、ガトーショコラを型に入れたまま室温でしっかり冷ますのがポイントです。
これで、型からスムーズに外せて、クッキングシートも楽に剥がせるようになります。
しかし、型に入れた状態だと冷却には時間がかかります。
早く冷やしたい場合は、ケーキを型から慎重に取り出し、冷却用の網の上で冷ますと良いですが、やはり時間がかかります。
焼きたてを室温で約半日放置することで、チョコレートの香りと風味を長持ちさせることができます。
たとえば、夜に焼いたガトーショコラをそのままにして完全に冷めたら、冷蔵庫へ。
翌日にはさらに味がなじみ、しっとりと仕上がります。
乾燥が心配な場合は、ケーキの上に軽くラップを掛けておくのが効果的です。
これで美味しさを保ちつつ保存できます。
ガトーショコラの上手な保存方法について
以前お話しした通り、ガトーショコラは焼きたてをそのまま食べるよりも、冷ましてからの方が風味が増して美味しくなります。
実は、焼き上げたその日よりも、一夜明けた次の日のほうが味が落ち着いて、より一層美味しいんです。
これは少し意外に感じるかもしれませんね。
では、その次の日、つまり3日目はどうなるのでしょう?
さらに味が深まると期待したくなりますが、手作りのガトーショコラは残念ながらそのあたりまでの日持ちとなります。
主な理由は、ガトーショコラに含まれる生クリームや卵などの材料が、日が経つにつれて徐々に鮮度を失ってしまうためです。
そのため、冷蔵保存しても賞味期限は製造から3〜4日が目安となります。
時間が経つとともに乾燥や風味の低下が進むので、作った翌日以降はなるべく速やかに食べきることが望ましいです。
万が一、余ってしまったガトーショコラがある場合は、一片ずつラップで包んで冷凍保存すると、10日ほどはその美味しさを保つことができます。
冷凍したガトーショコラをいただく際は、自然解凍がおすすめ。
半解凍の状態で食べると、また違った面白い食感が楽しめるでしょう。
まとめ
すぐにではなく、焼き上がったガトーショコラを室温でじっくりと冷やし、その後冷蔵して味を落ち着かせると、より豊かな風味で楽しめます。
冷蔵保存することで、3~4日間はその美味しさを保持することができます。
食べるときは、ガトーショコラを冷蔵庫から出して室温で少し戻すことで、味が一層引き立ちます。
3~4日で食べきれなければ、冷凍保管も選択肢の一つです。
濃厚で贈り物にも喜ばれるガトーショコラを、これらの保存方法で長く美味しく保ちましょう!