天気予報で「雪が降ります」「積もるでしょう」と聞くと、「車のワイパーをあげておかなくっちゃ」と思う人って多いですよね。
でも、雪の時はなんでワイパーを上げるのでしょう?
みんながやっているから、何も考えずにワイパーを上げていたけれど、実際のところ意味があるのでしょうか?
立てた方が良い理由について調べてみました。
雪の日にワイパーを上げる3つの理由
雪の日にワイパーを上げる理由をご紹介します。
1.ワイパーを雪のダメージから守るため
雪が降る時は気温が低くなるため、ワイパーがフロントガラスに張り付いてしまうことがあります。
張り付いた状態でワイパーを動かしてしまうと、ワイパーのゴムがちぎれたり、変形したりすることもあるんです。
そうなると、ゴムを交換しなければならなくなってしまいます。
2.雪かきをスムーズに行うため
ワイパーを立てておいたほうが、フロントガラスの雪を取り除く作業がしやすくなります。
3.雪に埋もれてしまった車を見つけやすくするため
雪がたくさん積もる豪雪地域では、車がまるごと雪に埋まって、どこにあるか分からなくなってしまうことがあります。
そんな時、ワイパーが立ててあれば、雪からひょっこりワイパーが顔を出して目印になりますよね。
それで、「あ、あそこに車がある!」とわかるんです。
なるほどですねー。
雪の日のワイパーの立て方の注意点は?
車のワイパーは一般的に、手で掴んで手前に持ち上げると立てることができます。
とても簡単ですよね。
ただワイパーを戻すときに、バーンと勢いよく戻ったりするので注意してください。
ボンネットの中に隠れているタイプの場合は、ハンドル横のワイパーレバーを引いてワイパーを出してから立てます。
車種によって違うので確認してから行ってくださいね。
屋根や木など、高いところから雪が落ちて来る場所でワイパーを立ててしまうと、落雪の下敷きになってワイパーが折れてしまう可能性もあるので、注意してくださいね。
ワイパーを上げる意味がない積雪量は?
雪が降るときは必ずワイパーを立てた方がよいのでしょうか?
- 一晩で70~100cmの積雪がある大雪のとき
- 長時間駐車したままにするとき
こういった時は、ワイパーを上げないほうが良い場合もあります。
車のルーフに、たくさん降り積もった雪がフロントガラスに落ちてきて、その雪の重みでワイパーが折れてしまうことがあるからです。
水分を多く含んだ重たい雪のときは、特に注意が必要です。
でも、ワイパーを上げないとゴムが張り付いちゃうんじゃないの?
と思いますよね。
時間はかかりますが、直ぐにワイパーを動かさず、車を温めてワイパーが張り付いていないことを確認してから、動かすようにすれば大丈夫ですよ。
雪の日にワイパーを上げる理由は?立てると逆に折れることないの?のまとめ
雪が降る前日に、まわりの車がワイパーを立てているから、よくわかわず真似してやってましたが、意外な理由もありました。
雪の日はワイパーを上げておいた方が、車を直ぐに動かしたい人にとっては良いようです。
雪が降ったらしばらくは車に乗らない人や、屋根からの落雪がありあそうな場所、水分を含んだ雪がたくさん降るときには、ワイパーを立てない方が折れる危険が少なくなります。
降雪量や雪の質、駐車場所などの状況によって、ワイパーを立てる、立てない、の判断をして対応するようにしましょう。