冬至の日に柚子湯に入ると良いと言いますよね?
柚子湯には、ゆずの香りでリラックス効果もあります。
柚子風呂に入りたいけどやり方がわからない!
柚子は何個入れたらいいの?
何日か入っていいの?
そんな柚子湯の、誰でもできるやり方をご紹介します。
柚子風呂は何個入れるのがいい?そのまま?ネットに入れる?
お風呂には1個でも効果はでるのですが、2~3個がとてもいい香りがしてくるベストの数です。
お風呂に入れるには、柚子の皮だけ薄く切って入れることで、柚子の香りがとても強くなります。
そのままゆずをお風呂に入れていると、細かいカスがでてしまってお風呂を掃除するのに大変になってしまいます。
ゆず湯ではネットを使いましょう!
- シンクに使う水切りネット
- 目の細かい洗濯ネット
などに入れるといいですよ。
また柚子のお風呂に入ると、肌がピリピリ、チクチクしてしまうこともあるようです。
その場合、すぐにお風呂から上がって、シャワーで洗い流しましょう!
心配な時は、湯船にはいれずに浴槽のふちにおいたり、ネットにいれてお風呂の壁にかけておくだけでも、香りでリラックスできますよ。
まだ小さなお子さまがいる家庭では、こちらの方が良いかもしれませんね。
追い焚きすれば何日何回もいける?
二日目以降は、おすすめはできません。
その日のゆず湯がぬるくなってしまったときには、追い焚きをして温めることは大丈夫です。
しかし、追い焚きするのには注意が必要です。
追い焚きはお風呂に溜まってるお湯を循環させてることで、温めなおします。
ゆず湯をしたときに、ゆずの果肉や果汁が配管の中に入ってしまって、細菌や微生物などが繁殖なんてことも。
衛生的にもおすすめはできませんが、もし翌日も柚子を使いたいときは、ゆずは傷などはつけないで、まるごとお風呂にいれて浸かるようにしてください。
お風呂から一度取り出しおいて、水分を拭いておきましょう。
柚子を、何回も使いまわすことのないようにしてくださいね。
ゆず湯の残り湯は洗濯に使えるの?
残り湯にはゆずの成分が入っていますが、使うことはできます。
少しは匂いがつきそうなのですが、匂いも残ることはないです。
ですが、柚子のカスやタネなどが湯の中に混じってしまった場合は、やめておいた方が良いかと思います。
また、洗濯に使えるといってもデリケートな服には使わない方が良いです。
すすぎは必ず、普通の水道水でするようにして下さいね。
柚子(ゆず)を再利用するアイデア
ゆず湯に使用した柚子は、もちろん食べることはできませんが、柚子の皮の内側にある白い部分を利用して、掃除を効果的に行うことができます。
柚子の皮を使って浴槽や洗面台、蛇口などを磨けば、年末の大掃除が簡単になりますよ。
「冬至にゆず湯に入る」習慣の由来
「冬至」は季節を示す言葉で、1年を24の節目で分ける「二十四節気」の22番目に位置し、通常は毎年12月22日ごろに訪れます。
冬至は一年の中で昼間の時間が最も短くなる日であり、冬至を過ぎると日が少しずつ長くなります。
そのため、冬至は太陽の力が最も弱い日であり、以降は太陽の力が回復し始める「一陽来復」の日とされています。
言い換えれば、冬至は運気が良くなり、好転の兆しを示す日とされています。
そのため、冬至にゆず湯に入る習慣が広まりました。
ゆずの強い香りが邪気を払い、体を清める役割を果たすと信じられています。
さらに、「冬至のゆず湯」には、ゆずの音が「融通」と同音であり、冬至は「湯治」と音が似ていることから、縁起を担ぐ語呂合わせの意味もあるとされています。
多彩な季節湯の種類
「季節湯」という習慣をご存知ですか?
実は、ゆず湯以外にも、毎月その季節にぴったりの植物や果物を湯舟に入れて、その効能や香りを楽しむ風習が存在します。
季節湯には、月ごとに異なる種類があります。
月 | 季節湯 |
---|---|
1月 | 松湯(まつゆ) |
2月 | 大根湯(だいこんゆ) |
3月 | よもぎ湯(よもぎゆ) |
4月 | さくら湯(さくらゆ) |
5月 | 菖蒲湯(しょうぶゆ) |
6月 | どくだみ湯(どくだみゆ) |
7月 | もも湯(ももゆ) |
8月 | はっか湯(はっかゆ) |
9月 | 菊湯(きくゆ) |
10月 | 生姜湯(しょうがゆ) |
11月 | みかん湯(みかんゆ) |
12月 | ゆず湯(ゆずゆ) |
たとえば、5月のこどもの日には「しょうぶ湯」が有名です。
また、ミカン湯も季節湯の一つとして楽しまれていることを、ご存知でしたか(笑)?
毎月、季節に合わせた異なる季節湯が楽しめることに、驚かれたことでしょう。
柚子湯のゆずはお風呂に何個入れる?のまとめ
お風呂にゆずは、2~3個が香りも丁度良くおすすめです。
ゆずはまるごと、または皮のみをネットに入れましょう。
残り湯は洗濯にも使えますが、すすぎは水道水を使うようにしましょう。
ゆずの香りが強いので、お風呂上がりにしっかりと掃除をしましょう。
お風呂用の洗剤やスポンジを使って、ゆずの香りや成分を取り除いてくださいね。
ゆず湯で香りに癒されながら、体を温めましょう。