「クリスマスローズ」という呼称は、クリスマスのころに開花するヘレボルス・ニゲル だけを指した呼称です。
日本の園芸市場では「レンテンローズ」と呼ばれるヘレボルス・オリエンタリス 、ハルザキクリスマスローズなども「クリスマスローズ」の名前で出回っています。
人気の高い多年草で、多くは常緑です。
昔は濁った色の花ばかりで、見栄えが良いとは言い難いものがありましたが、その後、品種改良が行われていくにつれて、優れた花が多数誕生しています。
花の色や形がさまざまな種類があり、今ではその選択肢が豊富にあります。
また冬が旬であることからも、寒さに強く、育てやすいものが多いのも特徴です。
そんな、クリスマスローズのお悩み解消ポイントについて今回はご紹介させていただきたいと思います!
クリスマスローズが葉ばかり茂る原因は?
せっかくクリスマスローズを育ててはみたものの、お花が咲く気配がないだけでなく、葉っぱばかりが出てきてしまうこともあります。
そのことで、がっかりさせられてしまう方も少なくないようですが、その原因は何なのでしょうか?
よく言われているものとして代表的なものを挙げると、
- 肥料が足りていない
- 株分けできていないため、暑さと乾燥によるもの
- 根詰まりを起こしている
- 苗が若い
などがあります。
当てはまる項目がある方は、そのあたりを見直してあげるだけで、クリスマスローズが綺麗で可憐なお花を付けてくる日も、そう遠くはなくなりますよ!
クリスマスローズの育て方で初心者が気をつけることとは?
それでは、クリスマスローズの育て方として、初心者が気をつけることについて、年間を通じた取り扱い例を紹介したいと思います!
クリスマスローズの生育期は秋~春であるとされています。
そのとき苗やタネを鉢植えなどに植え、肥料や市販の培養土を使って、適度な温度と水やり、日光浴をさせてあげ、育てていきます。
直射日光は枯れてしまうことにもつながりますので、気をつけて見てあげてください。
また、夏場の暑すぎる日などは、室内に移動させるようにしましょう。
様子を見ながら、元気がないときには、水はけの良い用土を追加します。
そして、2年間程度は花をつけるまで時間がかかりますので、丁寧に育てていくこととなります。
また、クリスマスローズは3年で根詰まりを起こすと言われています。
3年を過ぎて同じ鉢のまま置いておけば、根詰まりをしてしまい、やはりお花が咲かなくなってしまいます。
なるべく頃合いを伺って植え付けを行ってあげてください。
なお、植え付けは10月から12月に行うのがおすすめですよ!
そのようにいていくと、種まきからであれば、早ければ2~3年程度で、クリスマスローズの花を目にすることができます。
クリスマスローズの花が咲かない原因のまとめ
クリスマスローズの花言葉には、「慰め」「中傷」「私を忘れないで」「私の不安を和らげて」といったものがあります。
それくらいに繊細であるものの、いざお花を咲かせてくれると、見事なまでの存在感でもって、冬の寂しいお庭を彩ってくれるお花です。
また、クリスマスローズの香りには、人の心を癒やす効果があったと言われています。
地球温暖化によって少しずつ環境の変化が見られる昨今ですが、その時々に応じて、適宜気を配ってあげてくださいね(特に夏場の暑さ対策と冬場の乾燥対策)。
きっとあなたのクリスマスローズも花を咲かせてくれますよ!
以上、クリスマスローズの花が咲かない!葉だけ育つのは何が原因? についてのお話でした。