夕焼け小焼けの赤とんぼ~♪という歌にも代表されるように、夕焼けとは赤くて綺麗で、見ているだけで感動してしまうような旨に迫りくる郷愁や懐かしささえも感じることのできる自然現象です。
夕焼けってどんな条件で、あんなに赤く綺麗に見ることができるんでしょうか?
今回は、そんな夕焼けについて、調べてみました!
綺麗な夕焼けの条件って何?赤い理由は?
できることならば、美しい夕焼けが見たいと思うのが人のサガですよね。
では、どういったときに夕焼けがきれいに見えるのでしょうか?
じつは、夕焼けがきれいに見える条件は、ある程度の上空に、うっすらとした「適度な雲」が出ていることが挙げられます。
なぜなら「夕焼け」とは、「夕日」そのものではなく、単なる「夕暮れ」でもありませんので、沈みかけている太陽だけでは成立しないわけです。
つまり、消えゆく前の太陽の光が、周辺に出ている雲によって照らし出されることによってはじめて、「夕焼け」と呼ばれる現象となって私たちの眼の前に出現することになるのです!
そのため、上空にある程度の雲がある状態がもっとも夕焼けがきれいに見えるとされています。
ですが、あまり厚すぎる雲では、太陽の光そのものが遮られてしまうことになってしまいますので、夕焼けは見えなくなってしまいます。
したがって、出ている雲が薄いものであり、かつある程度の高度に存在していることが、最大のポイントとなります。
また、夕焼けが赤く見えるのは、日没時、太陽の光が、私たちの目に届くまでの距離が長くなることによって、それまでの時間帯の太陽の短い青い波長が見えなくなって、赤い長い波長だけが目に届くこととなり、赤くて燃えるように映るからだそうです。
つまり、私たちは目の構造が赤い夕焼けを見せてくれていると言ってしまっても過言ではありませんね。
夕焼けが綺麗な季節ってある?
「秋は夕暮れ」と言われることもありますが、秋から冬にかけての大気中の状態が、夕日が最も綺麗な季節であると言われています。
また、同じ条件となりうることから、春から梅雨入りした位の時期にかけても夕暮れが美しい季節であると言われています。
綺麗な夕焼けは天気予報で予想できる?
夕焼けがきれいに見える条件は、前日に雨が降った、あるいは当日の午前中に雨が降っていたかに左右されます。
なぜなら、雨が降った後の夕焼けは、空気中の水蒸気が増したり、雨で空気中の塵や埃が流されることによって、さらに綺麗に見えるからであるとされているからです。
こんな天気のときに綺麗な夕焼けが見れますといった断定的な予報は、気象予報士でも難しいとされていますが、前後の雨であれば、素人である私たちでも十分に予測することができますよね。
ただし、直前にならなければわからないといった点は仕方ありませんね。
夕焼けが綺麗に見える条件は?赤い理由は何?のまとめ
夕焼けがきれいに見える条件は、ある程度の上空に、うっすらとした「適度な雲」が出ていることがあげられます。
赤く見えるのは、赤い長い波長だけが目に届くからなんですね。
慌ただしい毎日を過ごしていると、なかなかゆっくりとした穏やか時間を過ごすということができなくなってきています。
そんなとき、ふと空を見上げてみて「夕焼け」を眺めるだけでも、一息ついたり、心癒されるひとときを過ごせますので、忘れていた気持ちや癒しを感じ、ココロのお洗濯ができると思いますよ!