日々仕事に家事に何かと忙しくて、お世話になった方の回忌のご訪問ができないことも、多々ありますよね。
もちろん、先方もそのようなことは理解してくださることでしょうが、ただただ御霊前をお送りするだけでは、失礼にあたるような気がしたりします。
お手紙を添えたいとは思うものの、何と書いたらよいのかわからない・・・
今回は、そんなお悩み解消をサポートできるよう、回忌のお供えとともに送付すべき手紙の例文について、ご紹介させていただきたいと思います!
三回忌の手紙の書き方での注意点!使ってはいけない言葉はある?
最初に注意したいのが、添えるお手紙は横書きにしないということです。
横書きは今では一般的ではありますが、本来は、親しい間柄や簡単なお礼状といった、カジュアルな場合に用いる書き方となりますので、フォーマルではありません。
知らずにそうしたことによって、失礼にあたってしまいます。
また、使ってはいけない言葉として挙げられるのは、
- しばしば
- かえすがえす
- 再び
- 重ね重ね
- 続いて
といったいわゆる忌み言葉であったり、死を連想させるような言葉、です。
ほかにも、
・敬語・敬称を用いて書くということ。
・自分の近況などは書かず、ご遺族のことを第一に考えること。
・書き出し文に、時候の挨拶を付けない。
・法要に参列できないことをお詫びした上で、ご遺族をいたわる言葉を添える。
ことが必要とされています。
三回忌のお供えに手紙を添える場合、お世話になった方向けの例文
では、そのようなことに気をつけながらも、どういったお手紙を添えるべきでしょうか?
以下、その文例を2つご紹介しておきます。
例文 ①
月日が経つのは早いもので○○様が亡くなってもう三年になるのですね。
今でも、○○様の在りし日のお姿とお人柄が色鮮やかに思い出されます。
本来であればお伺いするべきところですが、やむを得ぬ事情がございまして参列できず誠に申し訳ございません。
ご仏前にお供えいただきたく、心ばかりの品をお送りさせていただきます。
どうかご無理をなさらず お体ご自愛ください。
心からご冥福をお祈りいたします。
例文 ②
三周忌のご案内をいただきましてありがとうございました。
突然の訃報から早三年、月日の流れを改めて感じております。
生前の○○様の温厚でお優しいお人柄に、私どもは多々励まされておりました。
この度、ぜひとも参列させて頂きたかったのですが、やむを得ず書中をもちましてお悔やみを申し上げることとさせていただきました。
心ばかりの品を同封いたしますので、ご仏前にお供えくださいますようお願いいたします。
あらためまして、故人のご冥福とご家族のみなさまのご健康をお祈り申し上げて末筆とさせていただきます。
三回忌のお供えに添える手紙の書き方の注意点と例文のまとめ
冠婚葬祭は当たり前の常識として捉えられることが多いだけでなく、誰も教えてくれないことが少なくありませんよね。
日頃から、マナー本などによって勉強している方はともかく、いざこういった機会に直面したとき、自分一人では対応できなかったり、無作法であったらどうしようと不安になってしまうものです。
そんなとき、正しい方法で対処することができれば、あなたに対する信頼や今後の遺族の方とのお付き合いもまた違ってくるものとなりますので、真摯に行いたいものですね!
お手紙の文例もぜひ参考にしてみてくださいね。