どんど焼きとは、正月飾りや松飾り、書き初めなどを家庭から持ってきて、積み上げて燃やします。
お正月に天から降りてきた神様を煙にのせて、天に帰るのを見送る行事でもあります。
書き初めを燃やした時に、火が高く舞い上がったときには、字がうまくなるとも昔から言われています。
1月15日頃の小正月に空き地や田んぼ、神社などでも行われていて、その残り火で団子を焼き、食べることで1年間健康でいられますようにと無病息災を願う日本全国の伝統行事です。
私が幼稚園の頃は、幼稚園に正月飾りを持って行って、棒に団子をつけて焼いた記憶があります。
とても熱かったけど、美味しかったなー。
どんど焼きで団子を焼く場合、気をつけないと真っ黒になって残念な感じになるので、失敗しない方法を紹介させていただきます。
どんど焼きで餅や団子の焼き方はアルミホイル?それとも網?
餅を焼く時は、アルミホイルでも網でもどちらでも良いです。
どんど焼きで団子を上手に焼くには、昔はそのまま放り込んでいたようですが、今はアルミホイルを使い団子を包んで、燃えている中にいれるのが主流になっています。
ですが、どんど焼の団子は縁起ものなので、縁起が良い作り方もあるんですよ。
団子をさすというやり方では、ミズキの枝が使われています。
ミズキの枝が使われる理由は、小枝が細く揃っているので団子が刺しやすく、枝の先が上を向いていることから、縁起が良いとされています。
豊作祈願や一家繁栄などの願いをこめるのに、適していると考えられているようですね。
団子は白やカラフルなのが一般的です。
枝に刺す団子の数は、偶数だと割れて縁起が悪いので必ず奇数にするようにしましょう。
でも、ミズキの枝といわれても何?ですよね。
なのでアルミホイルで大丈夫なんですが、くっついてしまうので、注意が必要です!
つかないための対策
①網で焼くときにつかないようにするには、網を事前に温める!
団子をのせる前に網をよく温めることで、くっつかないようにできるようになります。
②くっつかないアルミホイルを使いましょう!
食材がくっつかないために作られたアルミホイルがあります。
裏表に気をつけて、いつもと同じように焼いても、ひっついてしまうことがなくなります。
③クッキングシートを巻いて、さらにアルミホイルで巻く!
クッキングシートを巻いておくだけで、焼いてもアルミホイルがくっいてしまうことはありません。
団子を作ってみるのも良いですよ!
材料
- 上新粉 200g
- 砂糖 大さじ2(甘くしたいときは、大さじ3にしてみてください)
- 熱湯 200ml
- 食紅(カラフルな団子を作りたいときは、赤と緑を用意してください)
作り方
①上新粉と砂糖をボウルに入れて、軽く混ぜた所に熱湯を注ぎ、ヘラでよく混ぜます。(最初はパサパサしていてもだんだんまとまってくるので、お湯は追加しなくて大丈夫です)
②生地がまとまってきたら、手でよくこねます。(目安は耳たぶぐらいの柔らかさになるまで)
③生地を3等分に分けます。
④食紅をほんの少し、水でといておきます。(ほんの少しでかなり色がつきますので、色を濃くしたいときは足してみてください)
⑤3で3等分にした生地の2つに、赤と緑を混ぜます。
⑥同じ大きさになるようにちぎって丸くします。
(どんど焼きではここで串に刺してください)
⑦家では、沸騰したお湯に団子をいれて、浮いてきたら約5分弱火で茹でます。
⑧茹で上がったら、水に取り出してください。
⑨冷めたら水をきって緑白赤の順に竹串にさせば完成です。
団子はどんど焼きの前日に作って飾ってある地域もあったり、一夜飾りはよくないからと2日前に作る地域もあるようですよ。
どんど焼きで焼いても良い食べ物でマシュマロは?
基本は団子を焼いて食べますが、地域によってはマシュマロやさつまいもを焼いたりすることもあるようです。
焼きマシュマロって美味しいですもんねー。
色々な物を焼いたりしても、楽しいかもしれませんよ。
どんど焼きで団子を上手に焼くにはアルミホイル?マシュマロも食べたい!のまとめ
団子を焼く場合は、アルミホイルがおすすめです。
それには、くっついてしまわない対策をしてくださいね!
せっかくなので、豊作や一家繁栄などの願いをこめて、ミズキの枝を使うのも良いですね。
どんど焼きは日本の風習であって、1年の健康を願って団子を食べます。
機会がありましたら、是非お子さんにも昔からの風習を教えてあげてくださいね。