綺麗な夕焼けの写真だなあと思って、尋ねてみるとじつはその正体は朝焼けだった!?
そんな経験はありませんか?
もちろん、実際にはそういうことはなかったとしても、ぱっと見ただけでそれが朝焼けなのか夕焼けなのか、即座に理由も付けて選別することって難しいですよね?
今回は、そんな分かっているようで分かっていない、はっきりと説明することのできない、朝焼けと夕焼けの違いについてのお話をさせていただきたいと思います。
朝焼けと夕焼けの違いって何?朝か夕かだけ?
そもそも朝日・朝焼けとは、冷えた空気に太陽光が当たることによって、日中温められ水分の蒸発が起こります。
対する夕日・夕焼けは、水分の多い空気は、波長の長い赤色が遠いところまで行き届くことによって、朝日よりも赤くなると言われています。
したがって、「夕焼け」は赤色が気持ち強く出るため、ぼんやりとした輪郭になるところに特徴があります。
「朝焼け」は、夕焼けと比べてみたときにやや赤色が薄くなってしまいますが、地表に届く日光は強いということになります。
写真での朝焼けか夕焼けかの見分け方は?
まず夕焼けは、大気中をその7色が長く通ることにより、青・紫系の光線が大気中の塵といった分子の影響を受けて発散されるため、赤や黄色系の色が残ります。
それが夕焼けとして、オレンジ色に光るとされています。
一方の、朝焼けはというと、朝の方が空気が澄んでいることもあって、夕焼けほど赤が強調されず、燃えるような赤にはならないと言われています。
夕焼けの翌日は晴れ、朝焼けの日は雨って本当?
「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」という有名なコトワザがありますが、果たしてそれが実際の気象条件に当てはまるのか、気になりますよね?
ちなみに、このコトワザは「朝焼け」がきれいに見えた日には雨が降り、また「夕焼け」がきれいに見えたときには次の日に雨が降るといった意味となっています。
「朝焼け」のあとに雨が降るということは、春・秋においてはある程度当てはまるそうです。
また、「朝焼け」が見えるということは、しばらくは雨が降らないといわれています。
ということは、だいたいのところ、夕焼けの翌日は晴れ、朝焼けの日は雨というのは、当たっているという結果となりますね。
朝焼けと夕焼けの違いは色!?写真での見分け方のポイントは?のまとめ
朝焼けと夕焼けの写真で見分けるには、やはり色の違いで見るしかなさそうですね。
夕焼けは、赤やオレンジ色が強調されている。
朝焼けは、夕焼けほど赤色が強く出ない。
ざっくりとしていますが、こんな感じです。
大人になって忙しく社会生活を送っていると、当たり前のような、子どもであれば疑問に思うようなことに、なかなか意識がいかなくなることが少なくありません。
そんなときでも、今一度幼心に立ち返ってみると、新たな世界が見えてくるかもしれませんよ!