冬になると、シャキシャキと美味しいお野菜である小松菜ですが、青菜と呼ばれる野菜はたくさんあり、小松菜はそんななかでどういった位置づけのものなのでしょうか?
食べ過ぎても栄養効果がないといった噂の真相から、毎日食べるのに適正な分量についてまで、わかりやすくお話したいと思います。
小松菜の栄養成分は何?
小松菜の気になる栄養成分ですが、
- ビタミンA、C、E、K
- ミネラル
- カルシウム
- 鉄分
- カリウム
などがあります。
特筆すべきは、カルシウムと鉄分の含有量であって、ほうれん草と比較しても、2倍以上も含んでいます。
したがって、女性のなかでも、とりわけ妊娠前の女性であったり、妊婦さん、また貧血気味な方などにも、効果的であると言われています。
積極的に召し上がっていただきたい、緑黄色野菜ですね!
また、女性にうれしい低カロリーな野菜ではあるところも魅力的ですよね。
シャキシャキとした歯ごたえが癖になる小松菜は、和食以外でも利用できますし、その調理方法やレシピもさまざまありますので、飽きの来ないお野菜であると言えますね。
小松菜1束で何グラム?毎日食べるのに適切な量は?
小松菜は、1束で約255gあたり26kcalであり、一日に2~3束程度であれば、摂取しても問題ないとされています。
1束は人によっては、結構ボリューム感があるように見えますが、青菜類は加熱したり茹でることによって、そのカサがずいぶんと減ってしまいますので、意外と食べられる量ですよね。
実際、野菜は一日に350gを摂取することが推進されていますので、1束食べても、まだほかに100g程度は野菜の摂取が必要となりますよね。
ですから、小松菜を少々多めに食べること自体は、ジャンクフードやお菓子を食べ過ぎてしまうよりは、よっぽどからだ想いであり、健康的であると思います。
小松菜の生食は危険!?栄養を逃さない食べ方
生野菜に含まれるシュウ酸が体に蓄えられることによって、血液障害の原因になると言われることから、生食を避けた方がよいと言われることもあります。
小松菜にもシュウ酸が含まれていることから、生食をするとシュウ酸が体内にたくさん入ってくることになるため、注意を喚起する声が聞かれるようになったわけです。
ですが、ほうれん草やチンゲンサイと比べてみても、小松菜に含まれているシュウ酸の数値は低くなっており
- 小松菜は100グラム当たり51mg
- ほうれん草は100グラム当たり773mg
特段気にする必要はないと言えそうですよ。
ただし、「生で」「大量に」摂取するとなると、やはり全く問題ないわけでもなさそうですので、やはり加熱調理をする方が良いかもしれませんね。
ほかにも、体質的に小松菜の成分が合わない人であれば、生食することによって、下痢を引き起こすこともあるそうですので、注意がが必要です。
さて、そんな小松菜ですが、栄養を逃さないおすすめの食べ方はいろいろあります。
特に、油やゴマとの相性が良く、さっと炒めて味付けをするだけで、和食でも中華でも美味しくいただけますし、胡麻和えなどにするのもセサミンたっぷりで栄養満点です。
ほかにも、お味噌汁など椀物に入れることで、具材としての存在感もあり、栄養分を逃さずに、美味しくいただくことができます。
メジャーなところでは、煮浸しを作っておくと、簡単に作れるうえに日持ちするため、作り置き食材として冷蔵保存しておけば、いつでも少量ずつ食べることができ、重宝しますよ。
加熱したからといって、全ての栄養成分が死滅してしまったり、流れ出てしまうわけではありませんので、安心してお料理に使用してみてくださいね。
小松菜を毎日食べるのは大丈夫?のまとめ
小松菜が好きでついつい食べ過ぎてしまいですが、1日2束程度なら問題ありません。
小松菜は栄養価が高く、カルシウムや鉄分はほうれん草と比べても2倍以上の含有量です。
最近では、スムージーにする方も多いようですね。
女性の方に特におすすめな小松菜のお話でした!
こちらの記事も読まれています