よく目にするケーキの種類として、ショートケーキとホールケーキがありますよね?
読んで字のごとく「カット」してあるものがショートケーキと呼び、丸いカットする前の状態のケーキをホールケーキであると思っていませんか?
じつは、そういうことで呼び名が違っているわけではありません。
今回は、そんなショートケーキとホールケーキの違いや、ショートってどういう意味なの?についてのお話をさせていただきたいと思います。
ショートケーキとは?
簡単にいうとショートケーキとは、スポンジケーキを台座として、そこにクリームやチョコレート、くだものなどをあしらってある西洋菓子のケーキの一種のことを指しています。
もっと具体的には、スポンジケーキの間に生クリームとイチゴが挟んであったり、その周りが生クリームでコーティングされていたり、上にイチゴが飾ってあるもの、という定義もあるようです。
ホールケーキとは?
数あるケーキのうち、主に切り分けて大人数で食べることを目的としてつくられる、円柱形をした大きいサイズのケーキが、ホールケーキです。
その場合、単に「ホール」とも呼ばれることもあります。
そして、 ホールケーキを切り分けたもののことは、ホールに対して「ピース」と呼ばれることが一般的となっています。
ということは、どうやらホールケーキをカットしてあるものがショートケーキというわけでは、なさそうですよね。
次章では、そのことについて深掘りしていきますよ!
ショートケーキとホールケーキの違いは?
さて、そんなショートケーキとホールケーキの違いですが、まず再確認しておきます。
ショートケーキとは白いクリームが全体に塗ってある、上にイチゴがあしらわれたケーキのことを指したもののことです。
対するホールケーキとは、焼いたそのままの大きさを号数で表したケーキのことを言います。
つまり、ショートケーキとホールケーキの最大の違いは、「ケーキの種類と大きさ」だったのです。
したがって、ホールケーキをただカットしたケーキのことをショートケーキと呼ぶことは、誤りであると言えますよ。
ショートケーキのショートってどういう意味?
ではショートケーキって、ホールをカットしてショート(短い・小さい)になったからでないのだとすれば、一体どういった意味があるのでしょうか?
じつは、ショートケーキに使用される「ショートニング」と呼ばれる油がその名前の由来になっていると言われています。
ほかにも、ショートケーキのスポンジ生地の特徴である「もろい・砕けやすい」という意味を併せ持っている「ショート」を使うようになったようです。
また、スコットランドは「ショートランド」と呼ばれることもあり、その地域のお菓子であるということで「ショートケーキ」と呼ぶようになったという説もあるんですよ!
ショートケーキとホールケーキの違いは?ショートってどんな意味?まとめ
聞いてびっくり、目からうろが落ちるような「ショートケーキ」と「ホールケーキ」。
私自身も、ホールケーキをカットしたものがショートケーキだと思ってました。
友人やご家族にも教えてあげることで、「なるほど、そうだったのか~」とケーキ話に花を咲かせるのもいいかもしれませんね。