離乳食の段階で、多くの親御さんが「子どもにいつからしらすを食べさせても大丈夫なのか」と考えることがよくあります。
離乳食のしらすは、塩抜きしたものが基本。
結構面倒だし、できることなら湯通しせず、そのまま与える方がラクですよね。
でも、しらすに含まれる塩分の量は気になるところです。
この記事では、赤ちゃんがしらすを安全に食べられるようになる年齢についてご説明します。
離乳食を準備する際の、参考にしていただければ幸いです。
離乳食でしらすをそのままあげていいのはいつから?
離乳食での釜揚げしらすをそのまま食べさせてよいのは、離乳食完了期を迎えた1歳〜1歳半くらいからとされています。
製造過程で塩茹でされており、会社によって塩分の量は違いますが、大人でもしっかりと塩味を感じられますから、敏感な幼児の舌は大人よりもしょっぱく感じてしまいます。
味の濃いものは赤ちゃんもすぐに慣れ、好きになってしまうんだとか。
そうすると薄味のものを嫌い、全体的に濃い味のものしか食べなくなることになりかねないですよね。
一歳〜一歳半頃にシラスをそのまま食べさせる場合は、湯通ししたしらすに、少量ずつそのままのしらすを混ぜてあげましょう。
いきなり塩分の強いしらすを、普段の分量あげるのはおすすめしません。
子どもにしらすをそのまま食べさせることのメリット
しらすに含まれる適度な塩分は、子供の食欲を刺激する効果があります。
とくに、離乳食から幼児食へ移行する時期の子供たちは、味の薄い食事に食欲を感じないことがあります。
そんな時に釜揚げしらすを加えると、子供たちが喜んで食べてくれることが多いです。
子供がたくさん食べてくれるのは、親にとっても嬉しいことです。
ただし、しらすの塩分には注意が必要ですが、一日の食事全体で塩分量を調整することで問題はありません。
しらすを使う時は、他の料理の味付けを軽めにするといいでしょう。
しらすの塩分が直接的に悪影響を与えるわけではなく、全体のバランスを考えて管理すれば安心です。
しらすを与える時には、量を小さじ1~2杯に限定しましょう。
子供がむせるようであれば、まだしらすを与えるには早いと判断することが大切です。
また、しらすが好きでも、塩分の取りすぎにならないように、おかわりは控えめにすることをおすすめします。
しらすをそのままで塩抜きなしのレシピ
しらすはご飯、うどん、芋などの主食との相性が良く、その塩味が食欲を刺激します。
ここで、私が実際に幼児食に取り入れていた、子どもに人気のある簡単レシピをいくつかご紹介します。
しらすとごまのおにぎり
ご飯にしらすとごまを混ぜ、子どもが食べやすい大きさに丸めます。
しらすうどん
だしのみで調理したうどんに、しらすをトッピングします。
好みに応じて少しのしょうゆを加えるのも良いでしょう。
しらすの塩分と、出汁の旨味が絶妙にマッチします。
しらす入り卵焼き
卵としらすを混ぜて焼き、だし、青のり、ネギを加えると、風味豊かで色鮮やかな卵焼きになります。
大人のお弁当にも適しています。
しらすを使った簡単いももち
最初に、ゆでたジャガイモに片栗粉としらすを混ぜ合わせ、お子様が食べやすい大きさに丸めます。
それを焼くだけで、おいしいしらすのいももちができあがります。
焼くときにバターやごま油を使用すると、味わいに変化が生まれ、より楽しめます。
しらすは、離乳食や幼児食に取り入れるのに最適な食材です。
しらすを使った料理を作る際は、リラックスして楽しんでみてください。
美味しいしらすの料理で、楽しい食事のひとときをお過ごしいただければと思います。
離乳食用のしらすは冷凍保存できる?期間と冷凍方法
釜揚げしらすは賞味期限が短いのがネック…。
よくスーパーなどで売られてる釜揚げしらすだと、冷蔵保存で3日〜4日程。
使いきれないともったいないし…。
そんな時は冷凍して、賞味期限を伸ばしちゃましょう。
なるべく早く冷凍した方が鮮度が保たれるので、買ってきたその日に密閉容器やジップロックに入れて冷凍しましょう。
離乳食で使う場合は先に湯通しをして、水気をよく切ってから離乳食の進み具合に合わせて、すりつぶしたり細かくしたりして、1食分ずつ分けて冷凍すると良いですよ!
1食分ずつ分けて保存するには、フタ付きの製氷皿が便利です。
塩抜きせず冷凍する場合は、小分けにしておく方が便利ですよ♪
解凍方法は電子レンジで解凍か、そのままチンでOKです。
保存期間は2週間程度。
1ヶ月くらいは問題なく食べることができますが、子供が食べる離乳食用などは長くても2週間以内に、食べきった方がよさそうです。
釜揚げしらすをそのまま食べさせるのはいつから?のまとめ
しらすの湯通しは何歳までやるんだろう、何歳からそのままあげてもいいの?と悩みますよね?
でも実は離乳食を完了してからでも、シラスの塩抜きは続けているというママも多いんだそう。
やめても大丈夫なのですが、やはり塩分が心配という声が多いんですね。
湯通しが面倒くさい場合、しらす・ちりめんじゃこは冷凍保存もできます。
1パック分一気に塩抜きして、冷凍しておくと毎回塩抜きなんて手間も省けますよ。