子どもとの約束で、いつも遊びに行っている近所の公園にお出かけしようかと思っていたら、外は風が強い。
テレビで流れる天気予報によると、その公園のある地域に、強風注意報が発令されていたとします。
そんなとき、あなたならどうしますか?
今回は、そんな強風注意報が出たら外出はやめた方がいいのか、発令基準は風速何mなのかについての、お話をさせていただきたいと思います。
強風注意報とは?
そもそも強風注意報とは、何なんでしょうか?
気象庁のサイトによりますと、「強風注意報とは、強風に関する注意報のこと」と説明されています。
とはいえ、それではあまりにも漠然としていて、なかなかピンときませんよね?
ということで調べてみたところ、
- 強い風によって物の飛散
- 弱い構造物の損壊や倒壊などの災害
- 交通への障害が起こるおそれがある場合
に、発表されるのが強風注意報です。
地域ごとに決められた、風速の基準値に達すると予想される場合に発表されるため、個別具体的な判断が必要となってきます。
強風注意報の発令基準は風速何m?
では、そんな強風注意報の発令基準はというと、海上であったり、普段から強風が吹きやすくなっている地形の岬・島といった地域では、標準よりもやや高めに設定されていることが多くなっています。
ちなみに強風注意報は、平均風速がおおむね10m/秒を超えるもののこととされています。
具体的には、北海道の襟裳岬の強風注意報基準値は平均風速20m/秒となっていますが、東京では13m/秒程度となっています。
場所によって基準値が異なっていますので、あなたのお住まいの地域情報をご参照くださいね。
強風注意報が出たら外出はやめた方がいい?
風速が毎秒20mという状態がどういったシチュエーションとなるかと言えば、人が立っていられなくなったり、建物のシャッターが壊れたり、トラックが揺さぶられるようなこともあるようです。
大人でさえもそういった状態に陥ってしまいますので、子どもはなおさら、どこかからか物が飛んできたりして、怪我をしてしまっては元も子もありません。
ですから、強風注意報が発令されているときは、不要不急の外出は控えることが懸命だと言えます。
お子さんがぐずって駄々をこねたとしても、命を守るために必要なことであるということを伝えて、納得してもらうような努力が必要ですね!
強風注意報が出たら外出はやめた方がいい?発令基準は風速何m?のまとめ
少しくらい風が強く吹いたところで、一体どういった問題があるの?と思っていた方もいらっしゃるかと思います。
昨今の異常気象による天候の変化は、目まぐるしいものがあり、また、想像を遥かに超えた甚大な被害をもたらすようなこともあります。
ですから安易に、大丈夫とたかをくくっていたりしますと、取り返しのつかない事態に直面するかもしれません。
自分の命は自分で守るという、そんな当たり前の避難行動を徹底することが、今私たちに求められている防災対策と言えるのではないでしょうか。