濃霧注意報が出ているものの、どれぐらいの霧が出るのかいまいちよくわからないですよね?
そもそも濃霧注意報って何なのかもはっきりしないので、その意味を理解しかねます。
今回は、 濃霧注意報とはどんな基準なのか、そもそも濃霧とは何なの? といったお話をさせていただきたいと思います。
そもそも濃霧とは何?
まずは何を差し置いても、「濃霧」が何であるかといった定義を確かめてみることから始めなければ、その後のお話ができませんので、ご紹介させていただきます。
調べてみたところ、濃霧とは「濃くたちこめた霧。気象観測では見通しのきく範囲が200メートル以下」のことを言うようです。
目の前に突如現れて、視界を遮るような自然現象のことを、一般的には、「濃霧」と呼ぶのだそうです。
そもそも霧というものは、水蒸気を含んだ大気の温度が下がってしまうことによって、露点温度に達してしまい、水蒸気が小さな水粒となることで、空中に浮かぶような状態となることを意味しています。
濃霧注意報とは何?どんな基準なの?
それでは、そんな濃霧について注意喚起を促す濃霧注意報とはどういったものであり、どういった基準となっているのでしょうか?
気象庁のサイトによると、
濃霧注意報とは、濃霧に関する注意報のことであり、その運用基準は濃霧のため、交通機関に著しい障害が起こると予想される場合。
とされています。
具体的には、濃霧によって交通機関の混乱が招かれるだけでなく、様々な事象に影響が出るとされています。
特に歩行者にとって、空気中の水滴と衝突しながら歩くことになるので、無策での外出は服や体が濡れてしまい、風邪をひきやすくなるといったリスクが想定されます。
濃霧警報はないの?
結論からいうと、濃霧については注意報はあるものの、警報はありません。
濃霧での被害が、死傷者が多くなることを想定しておらず、さらに濃霧で視界が遮られた場合、人は当然のことして行動を見合わせたり、自粛することが考えられます。
なので、警報というレベルでの呼びかけをしていないのではないかと思われます。
濃霧注意報とはどんな基準?そもそも濃霧とは簡単にいうと?のまとめ
あまり馴染みのない濃霧注意報ですが、その意味を知って、どういった行動をとるべきか、しっかりと把握しておくことで、安全対策を万全にすることができますよね。
たかが霧でと思わないで、しっかりと認識しておくことが求められています。
これからのご時世、どういった天変地異が起こるのか誰にも想像できませんので、なるべく自分の身は自分で守れるような対策であったり、事前の予備知識が必要になりますね。