6~7月に郵送する手紙にふさわしい、時候の挨拶を探しているとき、ふと「新緑の候」という言葉を見つけました。
とはいえ、それが何を意味しているのか、はたまた6~7月の挨拶に使って良いフレーズなのか、そもそも何と読むのかわからないといった方は必見!
今回は、新緑の候が使える時期とその読み方や文例を一挙ご紹介させていただきたいと思います。
新緑の候の読み方と意味は?
新緑の候とは、「しんりょくのこう」と読み、その意味は、若葉が生い茂ってきて緑が青々としてきた季節といったニュアンスになります。
そのため、若葉が生い茂る初夏の時期に使われる挨拶の頭言葉となります。
新緑の候は何月に使う?
新緑の候は、5月に送る手紙を書くときに、緑が生き生きとしている風景が思い浮かべながら、使用することがおすすめです。
したがって、4月末~5月中であれば問題なく使用することができます。
ですので、新緑の候を6月や7月に送る挨拶状に使用することはできません。
もしも、その時期に時候のご挨拶として使いたいのであれば、
【6月】
・初夏の候
・梅雨の候
・入梅の候
・麦秋の候
・青葉の候
・桜桃の候
・小夏の候
・長雨の折り
・向暑の候
・向暑のみぎり
・梅雨冷えの折り
【7月】
・盛夏の候
・盛夏のみぎり
・猛暑の候
・猛暑のみぎり
・酷暑の候
・仲夏の候
・炎暑の候
・炎暑厳しき折りから
・夏本番の折
・暑さ厳しい折
・暑さ厳しき折り
・垣根のあさがおも咲き始め
・梅雨もあけ夏本番
などを用いれば間違いがありませんよ。
新緑の候の文例3つ
それでは具体的に新緑の候を使った文例を3つご紹介させていただきます。
①と②は、個人の方に宛てる場合に使用すると良い文例です。
③は企業や団体、会社宛に送る挨拶状に用いることがベターです。
新緑の候の時期はいつからいつまで?読み方や文例もご紹介!まとめ
何気なく受け取っているビジネスレターや挨拶状で、時候の挨拶が使われていても普段は意識することがありませんよね?
とはいえ、自分でお手紙を発信しなければならなくなったら、そういうわけにはいかないのが社会人としての最低限のマナーとなります。
今回ご紹介させていただいた新緑の候を、間違うことなく使いこなすことができれば、あなたも立派に社会人の仲間入りができることとなりますので、ぜひ臆することなく使ってみてくださいね。